イマドキの社員旅行
プランをズバリ提案!
慰安や研修、コミュニケーション力アップなど
実施目的に合わせたプランを提案。
要望を伝えて楽しい旅行にしよう!
慰安や研修、コミュニケーション力アップなど
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要望を伝えて楽しい旅行にしよう!
かつての社員旅行や職場旅行を実施する目的は「慰安・慰労」「親睦を深めること」がメインのいわゆる“宴会型”でした。企業側としては、福利厚生や節税対策という側面を持つため、年1回の恒例行事として定着していたかと思います。
しかし、2008年に大手旅行会社・JTBが行った調査によると、社員旅行に行きたくない派が47%を占めるなど、新入社員を中心に社員旅行を否定的にとらえる意見が続出。
以前は終身雇用制で会社が生活の中心だった働き方から、仕事は収入を得るための手段であり、会社とプライベートはきっちり分けたいと思うようになったことも影響しています。
社員旅行の存在意義そのものが問われる時代になり、単なる慰安目的では社員旅行を実施するのではなく、しっかりとしたビジョンをもって企画・実施すべき行事となりました。
単なる慰安目的で宴会が中心だった社員旅行から、チームビルディングやオフサイトミーティングなど、コミュニケーション活性化・組織力強化を主体としたプランにシフト。2016年~2017年にかけて、社員旅行・職場旅行を実施する企業が増えました。
しかし、2019年の新型コロナウイルス感染症拡大で社員旅行はもちろん、テレワーク推奨で社員同士顔を合わせる機会そのものも減少。コミュニケーション不足が危機的状況に。
そんな中、リアルイベントだけではなく、オンラインを活用したプログラム・アクティビティが開発され、注目を集めています。
ここでは、社員旅行の目的や狙いを達成する、最新の社員旅行プランをタイプ別に紹介。
社内イベントとして実施も可能なアクティビティや観光旅行と上手に組み合わせたプランニングをぜひ「社員旅行net」で提案してもらいましょう!
社員旅行を実施している企業を対象に2020年8~9月に行った産労総合研究所の調査によると、参加率を向上させる工夫として「行動内容の充実」「事前アンケート」「コースの多様化」など、プラン内容を充実させることで社員のニーズに応えようとする傾向がみられました。
引用元:産労総合研究所「2020年 社内イベント・社員旅行等に関する調査」
社員旅行に行きたくないと感じる心理を解消しつつ、参加してよかったと感じてもらえるプランとはどのようなものでしょうか。以下、簡単にまとめました。
最近特に要望が多いのが1のパターンで、夜の食事会のみ全員参加、あとはすべて自由行動というプランが多くなっています。また、5などは、ゲーム感覚で楽しみながらチームビルディングに役立つイベントを盛り込むのが人気です。
注意が必要なのは7の家族同伴をOKとした場合。同伴家族分は経費は福利厚生費で落とせませんのでご注意を。
組織力アップにつながるプログラムとして注目を集めている「チームビルディング」。役職や上下関係の垣根を取り払い、ひとつのチームとして問題を解決していくことで、団結力やコミュニケーション力を高めることができます。
それぞれの役割分担やお互いの長所・短所の再発見など、風通しのよい職場の雰囲気づくりが可能です。チームビルディングプログラムは対面で開催することもできますし、オンラインで営業所同士をつないでの実施も可能です。
1日目 | 貸切バスで都内出発 → 日光でチームに分かれて、謎解きゲーム → 温泉旅館で表彰式&パーティ → 宿泊 |
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2日目 | 朝食 → チェックアウト後、自由行動 → 現地解散 |
研修を目的とした社員旅行は、社員一人ひとりのスキルアップを目指す場合と、役職に合わせたプログラムを行う場合など、企業の目的に合わせたプログラムが必要になってきます。
例えば「トレーディングゲーム」は、体験型のビジネスシミュレーションゲーム。ゲームを通じて、「変化の早い時代」に必要とされるスキル・行動・思考を、体感・認識することができます。そのため、個人の思考・行動パターン・強みや弱みが浮き彫りになり、今後の課題発見につながります。
「CS(顧客満足)研修」は、自分がお客様だったらという視点で、現状の見直しや何が欠けているか、どのようなサービスで答えたらいいかを発見していくためのプログラムです。
この他にもタイムマネジメント研修(ビジネスの効率化)やメンタルヘルスなど、職場が直面している課題に合わせたスキルアップを実施し、社員旅行の実施目的に取り入れてみてはどうでしょう。
1日目 | 会社出発 → ホテルの会議室でビジネスマナーを学ぶゲーム → 昼食 → コーチングのスキルを使ったグループワーク → パーティ → 宿泊 |
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2日目 | 朝食 → チェックアウト → ちょっとした観光やアクティビティ参加 → 会社着解散 |
厚生労働省「高年齢者雇用安定法」が2021年4月に改正されました。このことにより、65歳までの雇用確保(義務)に加え、70歳までの就業機会の確保(努力義務)が盛り込まれています。
長く働くためには健康管理は重要なこと。「健康増進」を目的にした社員旅行プランは、社員自身の健康意識を高めていくと同時に、健康保険料の負担を軽減。会社の生産性アップにもつながります。
体の健康だけではなく、肉体年齢測定、体力づくり、メンタルヘルスチェックなど、心身両面での健康を総合的に考えるプランがおすすめです。
1日目 | 会社出発 → 昼食 → ホテルで健康診断&メンタルヘルスチェック → 運動&瞑想プログラム → パーティ → 宿泊 |
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2日目 | 朝活(森林浴、ヨガ、ウォーキングなど) → 朝食 → チェックアウト → ちょっとした観光やアクティビティ参加 → 会社着解散 |
CSR(Corporate Social Responsibility)とは、企業の社会的責任のこと。自社の利益追求だけではなく、企業が社会へ与える影響に責任をもつためにどのように行動すべきかを考え、実践することです。
SDGsやサステナブルをテーマにした“サステナブルツーリズム”を意識した旅行プランは、CSRへの取り組み意識を高めるきっかけにもなります。単なる娯楽や慰安だけではない、まさにこれからの新しい社員旅行といえるでしょう。
1日目 | 会社出発 → 昼食 → 農業や林業体験などのサステナブルプログラム参加 → ホテル着・パーティ |
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2日目 | 朝食 → チェックアウト → ちょっとした観光やアクティビティ参加 → 会社着解散 |
小さな個人事務所や店舗の場合、家族経営というところも多いのでは?また、大手企業でも社員の家族も含めて大切にしているという場合は、家族同伴OKにしているところもあるはず。
社員同士、家族ぐるみのお付き合いができるきっかけにもなりますし、会社での様子を家族に知ってもらえるきっかけにもなるのがメリットです。
税務上は同伴家族分は実費負担となってしまうことがほとんどですが、ディズニーリゾートやUSJなどのテーマパーク団体プランを利用する、BBQやリアル脱出ゲームなど、家族同伴で楽しむ方法はたくさんあります。ぜひ、旅行会社に相談して、家族ぐるみの社員旅行プランを提案してもらいましょう。
1日目 | 会社出発 → ユニバーサル・スタジオ・ジャパン着・各自アトラクションを楽しむ → 団体向け食事プラン → ホテル宿泊 |
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2日目 | 朝食 → チェックアウト → ちょっとした観光やアクティビティ参加 → 会社着解散 |
サービス業や製造業など、会社や社員がたてた目標を達成し、売り上げアップできたご褒美として社員旅行を実施するケースもよくあります。
そんな時は日頃の仕事の疲れを慰労し、おいしいお料理や温泉につかってリフレッシュ。次の目標に向かってチャレンジしていく原動力につながるような内容が喜ばれますね。
達成率に合わせて行き先も近場の温泉から、グアム、ハワイへと行き先や内容をランクアップするのもいいかもしれません。社員同士協力しあい、一致団結して課題に取り組もうとする一体感が生まれること間違えなしです。
1日目 | 空港集合・出発 → 石垣島着・観光 → BBQパーティ → ホテル宿泊 |
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2日目 | 朝食 → 竹富島日帰り観光など、各自自由行動 → ホテル宿泊 |
3日目 | 石垣島観光 → 帰着・解散 |
テレワークが増えたとはいえ、やはり職場に出勤して仕事をしているという方も多いはず。大きな地震が来た場合、どのように行動すべきか、どのように備えるべきかは個人だけではなく、企業としても考えておくべき課題。
そんな有事に備える意味でも防災訓練や備蓄などを進める企業・職場も多いことでしょう。大きな震災に見舞われた地域を視察するプランの他に、最近ではゲーム感覚で防災知識が身に付くプログラムがたくさん考案されています。
防災体験をテーマにした運動会もありますので、社内イベントとしても最適。チームビルディングや家族同伴で楽しめるイベントととして実施するのもおすすめです。
1日目 | 会社出発 → 廃校などを再利用した施設着 → 災害体験アクティビティの実施 → 宿泊施設で振り返り → 宿泊 |
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2日目 | 朝食 → チェックアウト → ちょっとした観光やアクティビティ参加 → 会社着解散 |
社員旅行に行きたくないと考える社員が多数派を占める中、実施する以上は「参加してよかった」、「社員旅行も意外にいいかも」と思ってもらえるような企画を考えるのは重要です。
幹事社員に丸投げではなく、社員の意見や要望に耳を傾け、よりベストな方法で実施できるよう心がけていきたいものです。
家庭を持ちながら働いている女性社員が多い職場であれば、泊まりではなく日帰りも選べるようにする。社内イベント(行事)として家族同伴で参加できる内容のもの(運動会やBBQ、収穫体験など)を実施するなど、柔軟なやり方もあるでしょう。
また、社員一個人では体験できないようなプログラム、宿泊先などを選び、見識を広める手助けをするというのもおすすめです。
せっかく縁があって会社や職場の仲間になった社員。離職率を下げ、仕事へのモチベーションアップにつながるような社員旅行を、プロの力を借りながら成功させましょう!
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