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周年記念イベントとは、会社の創立記念（開店記念）を祝うもの。毎年行うところ、5年目・10年目などの節目に開催する場合があります。
招待客も、社員だけで開催するケース、取引先の企業や顧客を招待して大々的に行うケースと職場によってさまざまです。
周年記念イベントを開催する意義としては、主に以下のような点が挙げられます。
いずれにせよ、周年記念イベントを開催することは、事業戦略のひとつとして重要な機会ということになります。
周年記念イベントの幹事さんからよく聞くのが、「何から手を付けてよいのかわからない」という声。前回何をやったのかきちんと引き継がれていないという職場もあることでしょう。
まずは、イベントの目的（意義）の確認、が重要です。
以下3つのうち、どれを最重視するのかをまず上司に確認し、企画メンバー同士、すり合わせをしておきましょう。
周年記念イベントで最もフォーカスすべきポイントが明確になると、イベント会社への相談がとてもスムーズ。プラン決めもブレずにすむので、ここはしっかりとコンセンサスを取りましょう。
会社創立50周年、100周年など、節目の年にイベントを開催する場合。これまでの歴史を振り返り、変わるべきところ、変わらないところをしっかりアピールしたいものです。そんな場合によく行われているのが、社史を作成したり、動画で歴史を振り返るなど。
また、節目の年を記念するスローガンやロゴマークの作成、会社のコーポレートアイデンティティ（CI）のリニューアルなどを考える企業も多くあります。
社員は会社の歴史を再確認でき、取引先・顧客にはこれまでの実績をアピールできる点がポイント。イベント会社に早めに相談をして、業種や事業内容に合わせたベストなプランを提案してもらいましょう。
サービス業や運輸、美容関連などは、マンパワーが会社・事業の屋台骨。周年記念を一緒に祝うとともに、日ごろの感謝の気持ちを伝える場にしたいものです。そんな場合によく行われているのが、成績優秀な社員や永年勤続の表彰式。
パーティの内容もエンタテイメント色のある、楽しい企画が喜ばれます。表彰された社員のご家族も招待し、テーマパークのパーティ会場を貸し切るなどの工夫も！
社員のモチベーションアップにもつながりますし、普段はあまり顔を合わせない社員同士のコミュニケーション活性化にもつながります。エンタテイナーやテーマパーク、ホテル会場の手配は早めにスケジュールを抑える必要がありますので、イベント会社に相談をして、進行スケジュールを確認しておきましょう。
製造業やアウトソーシング、広告制作会社なと、安定した取引先を確保したい業界の場合、自社の実績をアピールすることはとても大切です。新たに取引が見込めそうな顧客も含めて周年記念イベントに招待し、信頼関係を築くような内容にしたいものです。
製造関連なら工場見学やオリジナルのノベルティグッズを作成。飲食関係であれば、試食会や試飲会を開催。広告制作会社なら手掛けた作品集を展示するなど、業種によりプランはいろいろ。
新しい商品の技術開発・発表を兼ねて行うのも効果的です。プレゼンターの手配や演出、プレスリリースの作成なども全部まとめて相談にのってもらえるので、気軽にイベント会社に相談してみましょう。
周年記念イベントの企画を始めて任されたという場合、失敗しないかとても不安ですよね。せっかく手間と時間をかけて企画したのに、失敗に終わってしまったという事例には法則があります。
以下、失敗しがちなポイントについてまとめてみました。
ここで大切なのは、最初の企画段階で「誰のためにイベントを開催するのか」「何を伝えるのか」、コンセプトやターゲット、目的を明確にすることです。
ターゲットが決まればおのずとコンセプトは明確になってきます。社長や上司に忖度するのではなく、しっかりと意見を聞き、本来の目的に合っているのかどうかをしっかり吟味することが大切。
ここがブレてしまうと、いくらイベントのプロの手を借りても、結局はグダグダになってしまいます。
プロジェクトメンバーとの連携をとるコツは、定期的にコミュニケーションをとる時間をあらかじめ決めておく。プロジェクトスタートのためのキックオフミーティングや親睦会を行うのも手です。
リアルに顔を合わせなくても、オンラインゲームに一緒に参加するなど、チーム力を結束させる方法はいろいろ。まずは一緒にプロジェクトを成功させようという思いを一つにすることも大切ですね。
さらにさまざまなイベントを手掛けてきたプロの手を早い段階から借りることができれば、成功できること間違いなしです。
周年記念イベントはホテルのバンケットやイベントホールなどを貸切し、パーティを開くというのがの一般的なスタイル。ここ最近のコロナ禍でリアルイベントの開催が難しくなり、中止や延期を余儀なくされた企業・職場も多いのでは？
オンラインで開催する方法も確立され、リアル+オンラインや完全オンラインでの実施もぜひ検討してみてはいかがでしょうか。ターゲット別に事例をご紹介します。
貸切クルーズ船「フロンティアクルーズ」「マルコポーロ」で特別感を演出！BBQやマグロ解体ショー、エンタテイナーを呼ぶなど予算や顔触れに合わせて自由自在に開催可能。
SDGsへの取り組みを強化する企業が増えていますが、利益追求が目的の企業活動と相反するところがあり、社内での徹底もなかなか進まないという側面があります。そこでサステナブルをテーマにした旅を企画。社員の意識改革や取り組み促進を狙います。
ホテルのバンケットやイベント会場を借りて対外的なパーティを開催。予算が許せばエンタテイナーなどを招待して会場を盛り上げてもらうのも手です。会社のいままでの歩みやこれからの取り組みをダイジェストにまとめたムービーや、社史などを制作して配布する、オリジナルグッズのお土産などテーマに合わせて用意するのも忘れずに。こちらは動画配信を活用すればオンラインで開催することも可能です。
オンラインで企業や店舗、営業所を結び、普段は見せていない社内の様子や工場などを動画で紹介。音楽コンサートやエンタテイナーのステージを中継で配信するなど、エンタメ要素もプラスしましょう。オードブルや食事などは、別途宅配することも可能です。
周年記念イベントのコンセプトに合わせてオリジナルストーリーのゲームやクイズを作成して実施することもできます。例えば社員もあまり知らない会社の歴史やトリビアなどを上手に盛り込み、オリジナルムービーをつくることも。社員の帰属意識や愛着を高めることができるので、おススメです。
会社やお店のホームページをリニューアル。周年記念用の動画を期間限定で配信、期間限定パッケージ商品発売、ノベルティグッズの制作・プレゼント、プレスリリース配信など、話題作りや注目を集める仕掛けを考えてみましょう。
大阪府・会計事務所
ここ20年ぐらい、社員旅行は行ってきませんでした。今年で45周年を迎える節目として、何か思い出に残る企画をということで相談。海外旅行と合わせて、式典を行うことにしました。グアム・ハワイ・台湾・韓国などが人気があるので、現地での観光と合わせて特別感のあるパーティの演出を提案してもらうことに。
社員への感謝とモチベーションアップにつながり、また次の5年を節目にイベントをと思っています。
愛知県・某メーカー営業所
会社創立50周年記念ということで、何かしようというところまでは決まったのですが、具体的に何をしていいかわからず困っていました。実施したいだいたいの日程と予算、参加人数を提示し、ゼロから企画していただくことに。
会社の創立から今までの歴史や実績などを振り返る動画を作成。自分たちが知らないことなどもあり、ちょっと感慨深かったです。
また節目に何か記憶に残るようなイベントを実施したと思いました。
鹿児島県・食品関係
会社創設70周年ということで、1年前から企画がスタート。5年ごとにイベントは行っているので、参加人数はおよそ80名ということで相談しました。
どんな企画がいいのか全然検討もつかなかったですが、エンタテイメントの手配など、全部お任せでやっていただき、助かりました。
当日の進行もスムーズで、社員からは大好評でした。
東京都・不動産関係
創立35周年を記念し、釣り好きの社長のために沖縄旅行を兼ねた企画を提案していただきました。
表向きは社員旅行として、現地でのパーティで、社員から社長にサプライズプレゼントを渡そうとナイショで準備。社長からも社員へ豪華な商品が当たるビンゴ大会も用意されており、大いに盛り上がりました。
20名程度の小さな会社ですが、気持ちを一つにまた頑張ろうという気持ちになれるイベントになりました。
普段の業務と並行しながらイベントの幹事役を務めるのはとても大変！会社の節目となる記念イベントとなると、さらに神経を使います。そんな場合はイベントのプロにお任せするのがいちばんです。
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