2016年の熊本地震、2017年の九州北部豪雨、そして2018年の大阪地震に西日本の7月豪雨、北海道胆振東部地震。
災害大国日本では近年、毎年どこかで大きな自然災害が起きていますね。
きっと日本に住む誰しもが、大なり小なり「自分が住んでいる場所も危ないかもしれない」という危機感を持ち始めていると思います。
ただ漠然と不安に思うより、実際に被災地に足を運び、その目でそこで起きたことや現状を確かめること。
自分にできること、会社としてできることはなんなのか、社員みんなで考えてみる「社員旅行」を実施してみませんか?
2011年3月11日に日本中を震撼させた東日本大震災の被災地東北。
震災から7年経った今できること、学べることについて、東北観光情報発信サイト「旅東北」を運営する東北観光推進機構に取材してみました。
最近ではニュースなどで取り上げられることも少なくなった東日本大震災の被災地。
でも、震災遺構として残された場所や高くそびえる防潮堤など、忘れてはならない教訓がたくさんあります。
震災から7年経った今、東北で必要とされていることはやはり多くの人に訪れてもらうこと。
東北観光推進機構では、海外からの訪東北旅行客増加に向けた取り組みを行っています。
さらに国内向けのPR活動も積極的に実施。
例えば、教育旅行を通じて首都圏、北海道等でセミナー開催や教育旅行関係者の東北への招請など。
現状の東北の姿やその魅力紹介も積極的に行い、交流人口の拡大を図るべく活動しています。
そのひとつとして、東北各県の名産を通じた収穫体験や農作業、田植え体験など農村等での体験学習も可能だそう。
また、岩手県雫石町にある明治24年創業の小岩井農場では、西洋建築にヒントを得た建築群の重要指定文化財見学ツアーも設定されています。
インバウンドという言葉が頻繁に使われるようになって数年。海外から訪れる外国人観光客に、もっと東北観光を楽しんでもらいたい。
そういった観点から東北の現状について伺ったところ、インバウンドの需要は年々高まっている一方で、いまだ原発等により敬遠される場合もあるといいます。
東北観光推進機構では、東北6県仙台市と連携して、誘客プロモーションや受入整備などの取り組みも積極的に行なっているそうです。
そこで今回は、東北観光推進機構に伺った、社員旅行におすすめのモデルプランをご紹介していきましょう!
今回、東北への社員旅行先として東北観光推進機構からご紹介いただいたのは、観光庁に認定された広域観光周遊ルートのひとつ、「三陸の恵みと復興」コースです。
日本三景の松島を出発点として、南三陸、気仙沼と北上していく自然が中心のコースとなっていて、松島の他にも北山崎、浄土ヶ浜など絶景スポットが折り込まれています。
「復興支援」と肩肘張らずに東北を知ることができる、キッカケの旅にオススメです。
社員・職員みんなで復興商店街で海の幸をたっぷり味わい、絶景スポットを満喫しましょう!
日本三景松島は260余りの島々からなる美しい風景で多くの観光客を魅了。島々の間をぬって松島湾内を周遊する遊覧船もオススメです。
2012年から南三陸の元気の象徴として営業してきた仮設商店街が、2017年3月に待望の本設オープン!
お土産や食事処から量販店まで、様々なお店28店舗が軒を連ねています。
毎日旬の魚介類が大量に水揚げされ、カツオ、サンマ、サメ、メカジキなどは全国屈指の水揚げを誇ります。
活気ある市場の雰囲気を真上から見学できる見学デッキは国内最大級。
初代藤原清衡により造営。金色堂は国宝第一号に指定されており、現存唯一の建造物です。
藤原三代のご遺体と四代泰衡の首級が収められている他、数々の国宝や重要文化財の展示も。
特別史跡と特別名勝の二重指定となっている毛越寺は、造営した藤原氏の滅亡後に伽藍中心部が焼失、近世までに堂塔が消滅するも、寺院は存続しました。
「平泉‐仏国土(浄土)」を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群の構成資産として、中尊寺とともに登録されています。
江戸時代のひとつの集落を再現。小川が流れ、水車がまわり、畑があり、あたかもそこで村人が毎日暮らしているかのようで、数々の時代劇のロケ地にもなっています。
人気ドラマのロケ地として話題となったローカル鉄道です。車窓から見える太平洋の美しい景色も楽しみの一つ。
以上が「三陸恵みと復興」モデルプランですが、要望に合わせて立ち寄り地の変更や宿など様々なアレンジを加えることもできますよ。
モデルルートは他にもあるので、「旅東北」サイトも参考にしてみてください。
首都直下型地震に南海トラフ地震、毎年のように起こる豪雨災害。いつ自分や自分の大切な人が「被災者」になるか、誰にもわかりません。
被災したその場所にいかなければ見えないこと、知ることで備えになることがたくさんあります。そして会社という組織は、いざという時とても大きな力になります。
自分や周りの人を守るためにも、まずは第一歩、みんなで知ることから初めて見ませんか?
<取材協力>
一般社団法人東北観光推進機構
旅東北
※東北観光推進機構では旅行手配等は行っておりません。旅行プランの提案や手配を希望される場合は「社員旅行net」より、各旅行会社へ依頼してください。
▼ その他の社員旅行・社内イベント企画のアイデア
三陸鉄道はイベント貸切と普通貸切が可能です。貸切時間や乗車区間により、料金が異なりますので、詳しくは「社員旅行net」から旅行会社へ相談してみましょう。
人数は50名前後までで、宮古~田野畑までの片道運行で40,000円~52,000円ぐらいです。
三陸鉄道株式会社 貸切電車
【問合せ先】 旅客サービス部
電話:0193-62-8900
時間 | スケジュール |
8:08 | 東京駅出発(新幹線利用) |
10:11 | 仙台駅到着 |
11:00 | 松島海岸着(貸切バス利用) |
11:00~12:00(プランによって異なる) | 松島~塩釜遊覧終了 |
13:10~15:00 | 南三陸さんさん商店街で昼食&お土産 |
15:10 | 南三陸ホテル観洋宿泊 |
時間 | スケジュール |
8:45~9:45 | 南三陸ホテル観洋「語り部バスツアー」参加 |
11:00~11:40 | 中尊寺到着(貸切バス利用) |
11:45~12:20 | 毛越寺到着 |
12:25~13:30 | 平泉レストハウスで昼食 |
14:00~15:30 | 猊鼻渓舟下り |
16:10 | 一ノ関駅到着(新幹線利用) |
19:00 | 東京駅到着終了 |
<参加人数30名分の目安>
●新幹線代(東京~仙台/一ノ関~東京) 往復24,000円前後×30名=720,000円
●松島遊覧「みちのくAコース」の場合 団体料金適用(15名以上) 1,350円×30名=40,500円
●南三陸キラキラ丼 2,000円×30名=60,000円
●ホテル宿泊代 15,000円前後×30名=450,000円
●中尊寺拝観料 団体料金適用(30名以上)720円×30名=21,600円
●毛越寺拝観料 団体料金適用(30名以上)450円×30名=13,500円
●平泉レストハウス 昼食代「月見坂御前」1,296円×30名=38,880円
●猊鼻渓舟下り 団体料金適用(30名以上)1,440円×30名=43,200円
●貸切バスレンタル料(大型バス利用)165,424円前後
※別途、ドライバーの宿泊費(1泊2食付き)・高速・有料道路代がかかります。
★費用合計:1,553,104円(1人あたり 51,770円前後)
こちらの料金はあくまでも概算です。
「社員旅行net」から旅行会社を通じて手配すれば、団体料金が適用されますので、お気軽にご相談ください。
もちろん、他の観光スポットを回るプランも提案できますよ!
*東北観光推進機構では旅行手配は行っていません。旅行プランの提案や見積りは「社員旅行net」からお問合せください。
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