社員旅行と言えば、宴会が欠かせませんね!
突然ですが、宴会の司会を頼まれてしまった幹事さん、こんな疑問はありませんか?
「社員旅行の司会は何を話せばいい??」
「宴会の流れがわからん…!」
「宴会の余興でゲームをするけど、しらけるのが心配…」
この記事では、社員旅行の宴会で初!司会をする幹事さん向けに、宴会の基本をご案内します!
宴会は会社によって恒例のプランがあると思いますので、あくまでも『基本の「き」』、逆に言えばこれさえ押さえておけばなんとかなる!と思って参考にしてくださいねー♪
宴会の予算やよくある質問を知りたい方はこちらもオススメ
>>宴会宿泊・二次会の手配の詳細
まずは宴会の司会進行について、流れごとに見ていきましょう。
宴会のおおまかな流れは以下の通りです。
宴会の開始を宣言するとともに、簡潔に司会者の自己紹介をしましょう。もし幹事以外のメンバーが司会進行を務める場合は、人選に至った話なども加えて自己紹介すると面白いですよ♪
【開会の挨拶例】
「みなさん、大変長らくお待たせいたしました!
社員旅行のメインイベント、宴会を始めさせていただきます。
日ごろ、部署が違ってなかなか交流できない社員同士、ゆっくりと親睦を深めていただけたらと思います。
今回、司会を担当します、△△部の○○と申します。
楽しい宴となりますよう、精一杯務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いします!
では、開会に即しまして○○専務よりごあいさつをいただければと思います。
○○専務、よろしくお願いいたします!」
参加中の役員など、上司から挨拶をもらいましょう。
もちろん、その場で突然お願いするのはNG!
事前に「社員旅行の宴会で、○○さんからひとこと挨拶をいただけませんか?」と話しをつけておきます。
また、この手の話は大抵長くなりがち…。
念のため「5分くらいにまとめていただけますよう、お願いします」と伝えしておきましょう。
上司の挨拶時は、幹事自らが率先して「拍手」し、周囲に促すのが地味ながらも重要なポイント!
乾杯の挨拶も上司にお願いするのが一般的です。
もし開会のあいさつと同じ役員にそのままお願いするのならば、流れで乾杯の発声まで進めてもらいましょう。
【乾杯の挨拶例】
続きまして、乾杯に移らせていただきます。
乾杯のご発声は○○部長にお願いしたいと思います。
みなさん、お手元にグラスをご用意ください。
では○○部長、よろしくお願いいたします!
少なくとも20~30分くらい、自由な食事の時間をとるようにしましょう。
この間に、あわただしくはなりますが司会者も食事をしながら、次の余興・ゲームの準備に取り掛かります!
【宴会の挨拶例】
「○○部長、乾杯のご発声をいただきありがとうございました。ではここでしばし、お食事と歓談の時間とさせていただきます。
このあと、みなさんお待ちかねのゲーム大会も用意しておりますので、まずはゆっくりとお食事をお楽しみください。
こちらのメニューには地元の海の幸が満載となっております。
名物○○ガニも解禁となりましたので、カニしゃぶなども用意されております。
どうぞゆっくりとご堪能ください。」
食事が一段落し、アルコールもまわってほろ酔い加減のころを見計らって、ゲームタイムを開始させます。
あらかじめ罰ゲームも伝えておくとゲームへの意気込みが変わりますよ…♪
ゲームの司会進行に関しては、次の項目で詳しくご紹介していきますね!
余興時の司会だけ、誰かほかの人にお願いするのも一案です。盛り上げ上手なメンバーがいれば、ぜひ託しましょう。
【余興の挨拶例】
「みなさん、お待たせいたしました。
ここからはお楽しみのゲーム大会ですー!
ゲーム敗者には罰ゲームも待ち構えております。
気合をいれて頑張ってくださいね!」
余興が長引き、予定よりも時間がオーバーすることも少なくありません。
タイムキープするように心がけましょう。
宴会の締めの挨拶も、上司にお願いしておくと、だらだらと長引かずに済みます。
こちらも事前にお願いをしておきましょうね。
また、最後に2次会や、翌朝の予定なども伝えます。
【お開きの挨拶例】
「さて、楽しかった宴会もそろそろお開きの時間となりました。
最後に○○常務に締めていただきましょう。
○○常務、お願いいたします!
○○常務、ありがとうございました。
以上をもちまして、お開きとさせていただきます。
みなさん、ありがとうございました。なお、2次会の会場も用意してあります。
ご希望の方はホテル正面玄関へとお進みください。
また明朝の朝食は午前8時となっております。遅れないようにご注意ください。」
一次会の終わりにダラダラと長引くのを避けるため「中締め」をしてお開きにし、二次会へ移動するきっかけにすることがあります。
「ひとまず宴会はおしまいですよー!」ということをアナウンスすれば、途中で退席したい人の助けにもなりますよ。
一般的に一次会の最後に行われるのは「一本締め」が多いようです。
一本締めというと「よーっパン」と一回のみ手を打つことを連想される方もいらっしゃるようですが、実際には「3・3・3・1」で手を打ちます(3本締めは3331の音頭を3回繰り返す)。
「よーっパパパン パパパン パパパン パン」という感じ。
ちなみに、「よーっパン」と一回のみ手打ちをして締めるのは「一丁締め」といいます。時間がなくて簡易的に締めたいという場合には用いられることもあります。
この際、勘違いされる方もいるかもしれないので
「いよーっ、パンの一丁締めでお願いします」などと呼びかけるといいかもしれませんね。
宴会の締め方にはその地域に根付いた方法もあるようです。
大阪を例にすると、日本の三大祭りのひとつ、毎年7月に開催される「大阪 天神祭」でよく耳にする「大阪締め」という手締めがあります。
「打ちましょ」でパンパンと2回手を打ち、「もひとつせ〜」でパンパン、 最後に「祝うて三度」でパパンがパンと打って締めるやり方です。
お祭り以外でも大阪を中心にこの大阪締めが一般的に使われいて、宴会レベルでもよく耳にします。
中には文言をアレンジして…
「うーちましょパンパン、もひとせパンパン、酔うて三度パパンがパン」
なんて締めている会社もあるほど。
それほど宴会の中締めとは、なくてはならない儀式でもあるのですね。
特に1次会の会場の終了時間が決まっていて延長できないような場合には「中締め」が功を奏します。
ゲームを終えて、食事も落ち着いたタイミングで幹事から挨拶をしましょう。
宴会場の時間が決まっていれば、終了時間の15分前くらいにはアナウンスをしたほうが良いでしょう。
【中締めの挨拶例】
「宴もたけなわですが、そろそろ一次会もお開きの時間となってまいりました。
ではここで○○部長より一次会を締めていただければと思います。
○○部長、お願いいたします」
「このあと二次会は○○(会場名)を用意してありますので、ご参加される方はそちらへご移動くださ~い」
社員旅行の宴会で余興やゲームで楽しむことは、もはや定番。
社員同士の親睦を深めるのに大変効果的です。
いつもとは違った、くだけた一面も垣間見えて、なじみ深くもなりますよ。
昔から親しまれている宴会芸は数多くありますが、「準備が簡単」で「参加者のみんなが笑顔になれる」ゲームはどんなものでしょうか?詳しいやり方も加えてご紹介していきます。
テレビ番組でおなじみの、ひとつだけ激辛のわさびやからしを加えた料理を用意したゲーム。
準備するものはお手軽な食料品なので手間もかかりません。クッキーかクラッカーを皿などに並べて、そのうち一枚にだけ、激辛アイテムをたっぷりと塗ります。
他にはジャムや生クリームなど美味しいテイストを塗って、サンドするように仕上げ。作る際は絶対に中身が見えないようにしましょう。
からしやわさびを塗るときは真ん中だけにして(なるべくたっぷりと♪)、周りをジャムなどで囲むようにすれば端から見える、なんてことはありませんね。
こちらもテレビでおなじみのゲーム。グラスにアルコールとソフトドリンクを注ぎ、誰が本物のアルコールを飲んだのか?を当てるゲームです。
まず、参加する人数分のグラスを用意して、ひとつにだけに「アルコール(ウイスキーや日本酒など)」を注ぎます。
ほかのグラスには、あらかじめ注いだアルコールによく似た色のソフトドリンクを入れるのです。ウイスキーなら麦茶、日本酒なら水と、バレないお酒を用意しましょう…♪
そしてゲーム参加者の前にズラッと並べ、ひとりずつ一杯を飲み干してもらいます。
この時、参加者は顔色を変えず、平常心を保つようにして飲み干すようにお願いします。飲んだ後のリアクションから、誰が本物のアルコールを飲んだか?当てるゲームです。
宴会の参加者全員が参加できて、かつ司会者の準備も楽チン!オススメですよ♪
これも少ないアイテムで十分に楽しめるゲームです。いわゆる「山手線ゲーム」「連想ゲーム」と呼ばれるもの!
スマホのタイマー機能を使うか、もしくはキッチンタイマーや目覚まし時計を用意して、「ある一定の時間」を設定して紙袋に入れます。
この時、ゲーム参加者の数によって設定する時間の長さを変えましょう!必ず参加者全員にまわる長さは確保します。
この紙袋を持たせながら、大喜利(山手線ゲーム)を行うのです。例えば「古今東西、お酒の名前!」などとお題を出して、答えたら次の人に手渡す、を繰り返します。
アラームが鳴った時点で終了、その時に持っていた人が負け!となります。
最初は簡単なお題から始め、次第に「苦手な業務の名前!」や「好きな異性の下の名前!」などきわどいお題にすると、紙袋を持つ時間が長くなり、一層盛り上がりますよ~!
社員旅行の満足度は、宴会の司会の出来も深く関わってきます。それほど社員旅行にとって「宴会」とは、無くてはならない伝統行事でもあるのです。
だからといって時間を多くかければいいのか?といえば、そうでもありません。手間をかけすぎては幹事さん自身が疲弊してしまいます…。
宴会はみんなで楽しく!が基本。
そのためにはアイディア勝負で、少ないアイテムで十二分に楽しめるゲームを用意しましょう。楽しい宴になりますように、幹事さんを応援しています!
▼ 社員旅行幹事さんお役立ちコンテンツ
・社員旅行を盛り上げる幹事のコツ
・第1回:社員旅行の幹事になったら、まずは全体の流れを把握する
・第2回:社員旅行の準備!社内にアンケートの作り方
・第3回:社員旅行の行き先はどう決める?社会人が選ぶ行き先ランキング
・第4回:社員旅行の予算は3万円以下が人気。みんなの予算と日程を徹底調査!
・第5回:社員旅行が決まったら「案内状」を出そう!基本の書き方から文例まで解説!
・第6回:社員旅行の出欠確認とバスの座席、部屋割りのやり方
・第7回:社員旅行のメイン?宴会の司会方法
・第8回:社員旅行当日の幹事の仕事は?バスレクや当日の挨拶方法
・第9回:旅行後もまだ気が抜けない!社員旅行の報告書は必要?
▼関連コンテンツ▼
≫【幹事必見】社員旅行の場所・プランが決まらない場合の裏技は?
≫旅行会社と契約後、急きょ社員旅行がキャンセルになったら?
当サイト掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複製・転載・放送等を禁じます。
Copyright © Market Place Japan, Inc. All Rights Reserved.