♪も~い~くつ寝ると~お正月~
気が付けば年の瀬、2017年はすぐそこまで迫ってきています。
会社員の皆さん、お正月を迎える準備は整っていますか?会社の年末年始には「年末の挨拶」「正月飾り」から「新年のご挨拶」まで、知らなきゃ恥をかくマナーがいろいろあります。
ここでもう一度、会社員のお正月マナーについておさらいしておきましょう。
皆さんの会社のお正月休み、今年は何連休ですか?
中には「9連休」なんて羨ましい方もおられるようですが、お正月休みが法律で決まっている職種があるって、ご存知でしたか?すばり「官公庁」と「銀行」は、お正月休みが法律で決まっているのです。
あらかじめお休みが決まっていると、休暇の予定も立てやすいですね。
一般企業でも官公庁や銀行の年末年始休みに合わせて休暇を決める、というところが多いようです。
2016年は12月27日が仕事納め、2017年1月4日が仕事初め、というスケジュールが最も多いようです。
7連休になりますね。
皆さんはどんなお正月休みを過ごされるご予定でしょうか?
新年を迎える準備に「正月飾り」があります。正月飾りとは、新しい年に福をもたらしてくれる「歳神様」をお迎えするために、その道しるべとして飾ったのが由来。
会社では正面玄関に大きな門松を飾るのが一般的ではないでしょうか?門松とは、竹三本を中心に、その周囲に松や笹の葉、南天の実をあしらってしめ縄で締めたもの。
門松以外にも「しめ縄」「しめ飾り」が一般的ですね。家庭用ではマンションなどでも飾りやすいようにと、簡素化された商品も出始めています。
正月飾りを飾り始めるのは、一般的には12月27日頃から。
正月飾りを飾ることは「新たな年を迎える準備が整いましたよ」と歳神様にアピールすることになります。(そのためには年末の大掃除をまずは済ませないと!さっそく社内をきれいに大掃除しましょう…!)
ちなみに、正月飾りを12月29日に飾ることは「苦を待つ」意味につながるため、縁起が悪いとされています。
また12月31日も「一夜飾り」で葬儀を連想させるため、飾りません。ということは、12月28日までに飾ることがベスト!(ラストチャンスは12/30)。
意外と知られていない、正月飾りをしまう時期。
「周りが片付け始めたから、しまおっか…」
なんて会社もあるのでは?
正月飾りを片付けるのは「1月7日」とされています。7日までは「松の内」とされ、歳神様がおられる期間となるからです。
松の内の時期は地域によって認識が異なり、「10日」「15日」に片付ける、というところも(詳しくはお住まいの地域の年長者に聞いてみることをおススメします)。
さて、片付けたお正月飾りはどう処分したらいいのか?
以前は地域の神社などで行われる「どんと焼き」に持って行ってお焚きあげしてもらうのが一般的でした。その炎でお餅を焼いていただくと、一年間無病息災で過ごせると言われたものです。
今では事情が異なり、なかなかお焚きあげをしているところも少なくなってきました。そんな理由から、「粗塩をふってから各自で処分していい」ともされています。
新年、休み明けに職場に出勤した際、上司や先輩、取引先にどう挨拶したらいいのか?
口頭での新年の挨拶は、各家庭で新年を迎えた時と同様に、
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」とご挨拶します。
会社によっては仕事初めに朝礼で、取締役から新年の挨拶があるかと思います。その時でも構いません。お世話になる同じ部署の方々に、新年のご挨拶をしましょう。
また取引先やお得意様にも新年、初めて会った折には
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と挨拶をするようにします。
さて、取引先への訪問予定が遅くなってしまう場合、新年の挨拶はいつまで言って良いの?という疑問があります。
こちらも、お正月飾りをしまう時期同様に「松の内」の期間中までに済ませるのが基本。地域によって時期が異なりますが、最長でも1月15日までということになりますね!
新年の挨拶時期(松の内)を過ぎてしまった後は、「あけましておめでとうございます」とは言わず「本年もどうぞよろしくお願いします。」とだけご挨拶しましょう。
会社のメールに「新年の挨拶メール」を送信しているお得意様もいますよね。仕事初めで出勤したら、必ずチェックするようにしましょう。
なるべく早くレスポンスします。
また、職場に年賀状も届いているかもしれません。はがきでいただいた年賀状は、はがきで返すのが礼儀です。
こちらもなるべく早く返すようにしましょう。遅くなってしまったお詫びも必ず記入します。
会社の年賀状文例や返信例はこちらで解説中!
≫ビジネスマンの年賀状マナー!取引先や会社の人に年賀状を出さないとダメ?
メールの文面も、基本的に年賀状と同じでOK。ただし、メールの場合は「件名」をちょっと工夫する必要があります。
休み明けは受信メールが大量!読まれなかったり、メルマガだと間違われないように「新年のご挨拶です」ということを記載しましょう。
明けましておめでとうございます。
株式会社△△ 編集部の○○です。
昨年は○○様には大変お世話になりました。
本年もお役にたてますよう、精一杯務めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、弊社は1月4日より平常通り営業をしております。
またお目にかかれることを楽しみにしております。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
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署名
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▼新年の挨拶メールへの返信文例
明けましておめでとうございます。
早々にメールを頂戴し、ありがとうございました。
またこちらからのご挨拶が遅れましたこと、心よりお詫び申し上げます。
本年も何卒宜しくお願いいたします。
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署名
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会社の年末年始マナーを紹介しました。
年末年始の休みの基本から、お正月飾りを飾る時期、年始の挨拶まで、知っておいて損はないですよー!
社会人として、基本的なお正月マナーを学んでスマートに年始を迎えましょう♪
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