「じゃらん人気温泉地ランキング2024」リクルートじゃらんリサーチセンター調査で、兵庫県・有馬温泉は「全国人気温泉地ランキング(これまでに行ったことがある温泉地のうち、もう一度行ってみたい温泉地)で第5位(前年度は7位)を獲得。
北陸・関西地方にお住まいの方が選んだ好きな温泉地では第1位となっています。東海地方お住まいの方では第5位です。
有馬温泉は「日本三名泉」「日本三大古湯」の一つであり、豊臣秀吉も愛したことでも有名。社員旅行に行くのは決まっているけれど、観光やアクティビティなど、プランニングに迷っているならおまかせください。
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神代の時代、大已貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の二柱の神が発見したと伝わっている有馬温泉。第34代舒明天皇(593〜641年)、第36代孝徳天皇(596〜654年)による行幸がきっかけとなり、有馬の名は一躍有名になったそうです(有馬温泉観光協会公式サイトより)。
その後いったん、衰退しますが、それを再興し、有馬温泉の基礎を築いたのが高僧・行基でした。平安時代には伊勢の榊原温泉と並び、有馬温泉が天下三大名湯の一つとして評価を受けます。
しかし、1097年(承徳元年)に起きた天災で壊滅状態に。仁西(にんさい)という僧が再興。その後、大火などに見舞われ、多大なダメージを受けた有馬温泉を復興させるために尽力したのが豊臣秀吉だったというわけです。
有馬温泉は江戸時代に入り、幕府の直轄領に。その後の有馬温泉の人気は衰えず、関西で最も有名な温泉地としてその名を全国にとどろかせています。
有馬温泉は「日本書紀」にも登場する古くから知られていた温泉。江戸時代につくられた温泉番付『諸国温泉功能鑑(しょこくおんせんこうのうかがみ)』 によると、東の大関は「草津温泉」、西の大関は「有馬温泉」と書かれていることで有名(当時は大関が最高位)。
環境省が発表した「温泉療養のイ・ロ・ハ」によると、温泉のうち特に療養に役立つ泉質を持つ温泉を“療養泉”として定義しています。
有馬温泉はその療養泉として指定している9つの主成分(単純性温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉)のうち、硫黄泉と酸性泉を除く7つもの成分が含まれており、世界的にも珍しい多くの成分が混合した温泉です。
特に有馬温泉を有名にしているのは、成分も色合いも全く異なる「金泉」と「銀泉」の2種類が共存しているところ。「金泉」は、茶褐色で鉄分を豊富に含む含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉。「銀泉」は無色透明で炭酸泉やラジウム泉温泉です。
有馬温泉内にある市が管理する源泉は7ヶ所(金泉が4ヶ所、銀泉が3ヶ所)です。独自で泉源を確保している旅館も多くありますので、どんな温泉が楽しめるかで選ぶのもいいですね。
■適応症:神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性皮ふ病・五十肩・うちみ・くじき・病後回復期・疲労回復・健康増進・慢性婦人病・糖尿病・高血圧症・動脈硬化症など
■金泉源:極楽泉源、御所泉源、金の湯、天神泉源、有明泉源、妬(うわなり)泉源など
■金泉がある宿・ホテル:天地の宿 奥の細道(自家源泉もあり)、銀水荘 兆楽、有馬きらり・太閤の湯、有馬グランドホテル、兵衛向陽閣、有馬温泉 角の坊、有馬温泉 上大坊、有馬温泉 陶泉 御所坊、有馬ロイヤルホテル、竹取亭 円山など。
■銀泉源:銀の湯、太閤泉、炭酸泉源
■銀泉がある宿・ホテル:銀水荘 兆楽、有馬御苑、有馬きらり、有馬グランドホテル、小都里、ダイヤモンド有馬温泉ソサエティ、竹取亭 円山など
金泉も銀泉も入れる旅館・ホテルもありますので、両方試してみたいという場合は、ぜひリクエストしてみましょう。
有馬温泉の魅力はなんといってもアクセスの良さ!車で神戸から約30分、大阪から1時間、京都から1時間30分と近いため、仕事を終えてから有馬温泉に移動、もしくは日帰りで楽しむというのも簡単です。
また、有馬温泉は昔からお料理がおいしいと評判。地元の旬素材を始め、おもてなしの心で提供されるお料理はどの宿に泊まっても楽しめるといわれています。
古い町並みや江戸時代から続く有馬芸妓、海水よりもずっと塩辛くメタケイ酸をたっぷり含む金泉など、のんびり湯治を楽しむ場所として最適です。
豊臣秀吉にちなんだ「太閤橋」、赤い欄干がひときわ美しい「ねね橋」などフォトジェニックなスポットもいろいろ。
六甲山頂駅と有馬温泉を結ぶ六甲有馬ロープウェーを利用すれば、六甲山観光も楽々。神戸観光と合わせて楽しめます。
子どもから大人まで楽しめる「有馬玩具博物館」、兵庫県有数の紅葉名所「瑞宝寺公園」、有馬温泉を発見したとされる大己貴命(おおなむちのみこと)や少彦名命(すくなひこなのみこと)をお祀りした「温泉神社」など、名所めぐりもおすすめですよ。
有馬温泉へは電車でも簡単にアクセスできますが、乗換えが少し面倒。人数がまとまれば貸切バスで出かけるのがおすすめです。
人数が少ない場合は、有馬温泉行きの高速バスなどもあるのでそちらを利用してもいいでしょう。
関西以外のエリアらアクセスする場合は、関空・伊丹・神戸空港から。新幹線なら新神戸駅から約30分です。
1日目 | 大阪10時発(貸切バス)→有馬温泉着→温泉神社参拝→神戸市立太閤の湯殿館(たいこうのゆどのかん)→ランチ→金泉・銀泉の源泉巡り&食べ歩き→宿18時着終了 |
2日目 | 宿10時発→かねふくめんたいパーク神戸三田→神戸三田プレミアム・アウトレットで買い物&ランチ→道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢でフルーツ狩り→大阪18時着・終了 |
1日目 | 京都10時発(貸切バス)→カップヌードルミュージアム(大阪)→ランチ→有馬温泉・湯めぐり&自由散策を楽しむ→宿泊 |
2日目 | 宿8時発→ユニバーサル・スタジオ・ジャパン→京都19時着・終了 |
1日目 | 三宮8時発(貸切バス)→六甲オルゴールミュージアム→六甲ガーデンテラス→六甲山山頂駅からロープウェーで有馬温泉へ移動(バスは回送)→有馬温泉で散策・入浴・食べ歩き→三宮駅19時着終了 |
予算や日程に合わせてピッタリなオリジナルプランを提案してもらえるので、優先させたい条件をあらかじめ決めて旅行会社に相談しましょう。
有馬温泉は神戸とも近いので、両方を周遊するのもおすすめ。紅葉の季節ならロープウェイを利用して美しい自然との触れ合いも存分に楽しめます。
有馬温泉の中心にある温泉(とうせん)神社は、大己貴命・少彦名命・熊野久須美命の三柱をお祀りしています。子宝・子授けの神として有名で、有馬温泉に浸かり、ご祈願すると子宝に恵まれると評判です。
温泉神社と摂社の水天宮・別宮の有馬天神社の三つの神社を参拝する「三社巡り」は、“有馬温泉パワースポットトライアングル”と呼ばれ、罪・穢れを祓い、徳を得て心身浄化と健やかな日々を送るご加護が得られるとして人気です。
学問の神様・菅原道真公をお祀りする有馬天神社内には、「天神泉源(金泉)」があります。泉温は約98℃でゴボゴボと煮えたぎる音を立てて、蒸気を噴き上げています。有馬天神社は有馬温泉の鬼門の方角にあるパワースポット。ぜひお詣りしていきましょう。
近くには有馬泉源、御所泉源もあります。
「太閤の湯殿館」は1995年の大震災で壊れた極楽寺の庫裏下から「湯山御殿」の一部とみられる湯ふねや庭園の遺構、瓦、茶器などが発見されました。「湯山御殿」は秀吉自身が自分のための湯治施設として建設されたもの。
「蒸し風呂」「岩風呂」は実物が展示されています。
秀吉は病のため、湯山御殿の完成を見ることなく亡くなってしまいます。湯山御殿はその後、徳川氏により取り壊され、その跡地に極楽寺と念仏寺が建てられました。
有馬温泉の街中にはひょうたんをモチーフにしたものが点在していますが、このひょうたんは秀吉の馬印。有馬温泉の復興や繁栄に力を尽くしてきた秀吉の思いをぜひ感じ取ってみてはいかがでしょうか。
1873年(明治6年)に廃寺となった瑞宝寺跡を1951年(昭和26年)に神戸市の公園として整備。境内の整備・楓桜の植樹などが行われ、天下一の紅葉の名勝として知られています。
公園入口にある山門は1868年(明治元年)に京都・伏見桃山城から移設されたものです。秀吉が「いくら見ていても飽きない」とほめた庭は、時の経つのも忘れることから「日暮らしの庭」という別名も。
秀吉が愛用したといわれる石の基盤があり、毎年11月2日・3日には有馬大茶会の野点がここで開催されています。
「芸妓カフェ 一糸(いと)」は、有馬見番1階を常設舞台のあるカフェバーにリニューアルして2015年に誕生。敷居の高いイメージのある芸妓の踊りやお座敷遊びを体験できる場所として人気を博しています。
貸切で有馬おどりを鑑賞できるプラン(完全予約制)は、カフェで有馬おどりやお座敷遊び、記念撮影、お話、抹茶の和菓子のセット付で楽しめる人気のアクティビティ。1名~20名までに対応しています。
現役の芸妓がメイクから着付けまでお手伝いし、芸妓さんに変身できる体験もあり。温泉街を散歩しながら撮影もできます。
もちろん、旅館・ホテルでの宴会やパーティ等で有馬芸妓を派遣し、有馬おどりや伝統芸の披露などもOK。
「有馬玩具博物館」はグリコのおもちゃデザイナーだった加藤裕三さんの夢をかなえるため、オートマタ(からくり人形)作家の西田明夫さんが設立。現在はお2人の遺志を継いで「SECOND BEANS」の仲間たちが運営しています。
ドイツの伝統的なおもちゃ、現代のおもちゃ、現代のからくりオートマタ、鉄道模型とブリキのおもちゃのコレクション展示、工作教室などを開催。
小さなお子様から大人まで、夢中になるおもちゃの世界をたっぷり楽しめます。ご家族同伴の職場旅行にもおすすめですよ。
六甲山からの清流・滝川を利用した釣り堀「有馬ます池」。初心者でも気軽に手ぶらでニジマス釣りが楽しめます。
釣り上げたニジマスはすべて買い取りで、「ますの茶屋」で唐揚げにしてくれるのでぜひ味わっていきましょう。お持ち帰り用に保冷箱もあります。
六甲山頂と有馬温泉を約12分間で結ぶ「六甲有馬ロープウェー」。大きなガラス窓からは美しい四季折々の景色を満喫できます。
六甲山の山頂からは神戸市内から大阪湾へと広がるダイナミックな景色が広がり、夜は夜景スポットとしてにぎわう「六甲ガーデンテラス」へもすぐです。
大阪や兵庫の観光地と上手に組み合わせて楽しい周遊プランを提案してもらいましょう。
有馬温泉で食べ歩き、人気のおまんじゅう屋さんといえば「三ツ森」。太閤通りにある“よい湯まんじゅう”は黒糖の香りがたまらないと評判です。
この他、お赤飯を入れた“赤飯まんじゅう”や“炭酸饅頭”もあります。
和菓子工房ありま名物「酒まんじゅう」は、こしあん好きにおすすめで、酒かすの香りがふわりと漂う一品。
もう一つの名物といえば「竹中肉店」の店頭で揚げてくれるメンチカツやコロッケ。神戸牛を使ったジューシーで贅沢な味わいは病みつきになります。
お風呂上りに飲みたいのが「ありまサイダー てっぽう水」。レトロなパッケージで強めの炭酸が風呂上りの体に爽快に染みます。
そして有馬温泉といえばやっぱり炭酸せんべい。湯の花堂本舗太閤通り店では「炭酸せんべい一枚焼」を実演。焼き型から剥がしたてのやわらかい状態で提供してくれます。
あっという間にパリパリ炭酸せんべいに食感が変化するのを楽しめる“元祖なま炭酸せんべい”は、ぜひ食べていきましょう。
お土産におすすめなのが「Cafe De Beau(カフェドボワ)」の「有馬ロール」。有馬温泉の源泉から抽出した塩“金泉塩”を使用したロールケーキです。
有馬温泉の金泉・銀泉の温泉成分を再現した吉高屋の入浴剤「摂津有馬の湯 カメ印自宅湯原料 金湯・銀湯」や「カメ印 炭酸泉ミスト」なども喜ばれます。
職場の仲間で温泉旅行を楽しみたい。そんな時気になるのは温泉の泉質や源泉かけ流しなのかどうか、露天風呂や展望風呂からの眺め、旅館の食事や宴会場の有無なども重要です。
有馬温泉は古くから名湯として知られ、関西エリアからは絶大な人気を誇る温泉地です。レトロな街並みは懐かしく、大阪や神戸などから近いわりには自然も豊か。
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