「サスティナブル」「エシカル」そして「SDGs(Sustainable Development Goals)」といった言葉が日本社会にも浸透してきたここ数年。環境や人道問題に配慮した取り組み=SDGs Actionを取り入れる会社や企業はどんどん増えています。
一方で、自社で具体的にどんな取り組みをしたらいいか分かりかねているという会社も少なくありません。もっと取り組みの幅を広げたいという会社もあるでしょう。
そこで今回は、軽井沢プリンスホテルが提案する「SDGsステイプラン」をご紹介します。会社としてSDGs Actionを始めるきっかけにもなりますし、社員一人一人の意識向上も期待できるサスティナブルツーリズムは、社員旅行や研修におすすめです!
SDGsと聞くと環境に関する取り組みを連想する人も多いですが、貧困、経済、働き方など私たち人間社会が抱える様々な問題に関する17の目標(ゴール)が設定されています。また、目標ごとにさらに細かくターゲット(指針)が示されていて、その数は169個にのぼります。
スーパーやコンビニでのレジ袋廃止、リモートワークを始めとした多様な働き方の導入などもその一つですし、衣料品の大量廃棄が大きな問題となっているアパレル業界でも、ファストファッションのあり方を見直しエシカル(倫理的な)ファッションを推進していくなどの動きが始まっています。SDGs Actionは今や、企業の社会的ステイタスを左右する重要な要素と言えるでしょう。
今回ご紹介する軽井沢プリンスホテルで提案しているのは、豊かな森を未来へ残す林業体験プランと、地域の農産業活性化にも繋がる農業お手伝いプラン。社会貢献活動だけだと堅苦しくなってしまいがちですが、リゾートホテルステイで癒しの時間も満喫できます。
プリンスホテルなど日本を代表するホテルチェーンを運営する「西武・プリンスホテルズワールドワイド」。長年培われたホスピタリティと、その土地だからこそできる体験を大切に、日本各地にホテルを展開しています。
軽井沢駅南口からすぐの“新軽井沢エリア”に位置する軽井沢プリンスホテルは「イースト」と「ウェスト」からなり、さらに「ザ・プリンス 軽井沢」や「ザ・プリンス ヴィラ軽井沢」、隣接する軽井沢プリンスホテルスキー場やゴルフコース、軽井沢・プリンスショッピングプラザなどとともに「プリンスグランドリゾート軽井沢」を構成しています。
プリンスグランドリゾート軽井沢の敷地内には栗や桜、もみじの木、サクラソウの群落や樹齢100年を超えるともいわれるミズナラの大木など豊かな自然が広がり、歩いているだけでリスやキジなどの生き物に出会えることも。カルガモやアオサギ、ゲンゴロウやヨシノボリが棲む池、様々な昆虫が見られるうさぎ山などもあり、リゾート内にいながら軽井沢の自然を体感できます。
また、多彩なネイチャーアクティビティを楽しめる「ネイチャーキッズ 森の家」も併設するなど、大人も子どもも“この土地ならではの体験”を楽しめるよう様々な工夫がなされています。
西武・プリンスホテルズワールドワイドでは、環境に配慮した様々な取り組みを進めています。プラスチックゴミの削減だけをとってみても、
・レストランや宴会場等での使い捨てプラスチック製ストローの廃止
・国内28ゴルフ場で使い捨てビニール袋の提供終了
・プラスチック製買い物袋有料化(売上金を地方自治体に寄付)
・客室内に設置したオリジナルナチュラルミネラルウォーターをラベルレス&100%リサイクルペットボトルに順次変更 「水平リサイクル」を開始
・客室に設置している使い捨てアメニティについて、お客さまに不使用をご提案し、ご協力いただければ一定額を環境保全活動に寄付
・テイクアウト等で使用しているプラスチック使用製品(フォーク、スプーン等)を代替素材に順次切り替え
など精力的に取り組んでいて、オリジナルナチュラルミネラルウォーターの水平リサイクルの取り組みは、日本ホテル協会による「社会的貢献表彰」で優秀賞を受賞したことでも注目を集めています。
他にも、ゴルフカートや送迎カートの電動化による温室効果ガス削減、規格外の食材や端材活用による廃棄物削減、排水や雨水をろ過・殺菌し、トイレの洗浄水などに再活用(一部ホテル)するなど様々な取り組みを積極的に行っています。
軽井沢プリンスホテルでは、「SDGsステイプラン」と銘打った2つのプランの販売も開始しました。その一つ目は、地元いちご農家での農業お手伝いプランです。
長野県小諸市発祥の『御牧いちご』を育てる「こもろ布引いちご園」にて、傷んだ葉・枯葉の除去や剪定などの手入れ作業、収穫作業等をお手伝いします。
『御牧いちご』は小諸市で明治時代から栽培されていて、信州の伝統野菜に選定されている品種です。また、現在日本では約300品種ものいちごが栽培されていますが、『御牧いちご』はそれらの原種(=祖先)の一つであるとされています。
そんな貴重な品種であるにも関わらず、現在は絶滅の危機にあるという『御牧いちご』を育てるお手伝いをすることで、地域の農産業活性化に貢献できるだけでなく、“地域の循環”“農業の未来”について考えるきっかけにもなります。
【1日目】
時間 | 内容 |
15時 | チェックイン |
16時 | お手伝い体験参加受付・前日説明 |
18時 | ホテルレストラン等で各自夕食、自由時間 |
【2日目】
時間 | 内容 |
6時30分〜8時 | ホテルレストラン等で各自朝食、自由時間 |
9時 | チェックアウト |
9時43分〜10時07分 | しなの鉄道 軽井沢駅発〜しなの鉄道 小諸駅着 いちご園送迎バス乗車 小諸駅発 |
10時30分〜12時30分 | いちご園到着 作業内容説明&準備、援農体験 |
12時30分〜13時30分 | 昼食休憩 |
13時30分〜15時30分 | 援農体験(途中休憩あり) |
16時 | いちご園送迎バス乗車 いちご園出発 |
16時21分〜16時46分 | しなの鉄道 小諸駅発〜しなの鉄道 軽井沢駅着 解散 |
【作業内容】
4月 保温シート除去作業・収穫作業(冬苺)・剪定など手入作業(
5月 収穫作業(御牧いちご、冬苺)・手入作業(夏苺)
6月 蔓の誘引作業・収穫作業(冬苺)・手入作業(夏苺)
※御牧いちご以外の品種の作業もあります
【宿泊期間】2022年04月09日(土)~ 2022年06月25日(土)※一部除外日あり
【料金】9,534円/人〜(2名1室利用時)
【部屋タイプ】 軽井沢プリンスホテル ウエスト ツインルーム
【プラン内容】 室料、翌日の農業体験チケット(昼食、お土産付き)
【持ち物】軍手、レインコート、長靴またはスニーカー
※汚れてもよい動きやすい服装でご参加ください。
軽井沢プリンスホテルのもう一つのSDGsステイプランは「信州の自然に触れ、学ぶ旅」。軽井沢プリンスホテルスキー場内間伐地にて、森の役割や、サスティナブルな森林保全のあり方について学びます。日本の多くの森林では、
・担い手不足や手入れ不足
・今や国民病とも言われる花粉症を引き起こす杉花粉の飛散拡大
・鹿や猪等の繁殖増による農業、林業への獣害
・無謀な残土搬入やソーラーパネルの設置により高まる土砂崩落の可能性
など、森林の持続可能性を阻む多くの課題を抱えています。
そこで、「信州の自然に触れ、学ぶ旅」では実際に森林へと足を運び、日本の森林が抱える課題解決についてSDGsの観点から考えます。
【1日目】
時間 | 内容 |
15時 | チェックイン |
18時 | ホテルレストラン等で各自夕食、自由時間 |
【2日目】
時間 | 内容 |
6時30分〜8時 | ホテルレストラン等で各自朝食、自由時間 |
9時 | チェックアウト |
9時30分 | 学習プログラム参加受付・オリエンテーション |
9時40分〜11時10分 | SDGs学習(座学 20分間) 間伐等フィールドワーク(50分間) |
11時20分〜11時40分 | プログラム総括 |
11時40分 | 解散 |
【座学内容】
・SDGsや森の役割、国内外の森林状況について学ぶ
【フィールドワーク内容】
・持続可能林業のモデル林地の見学
・風倒木や支障木の除去を通じて、森の手入れを実感する
・森の植生や動植物にふれ、生物の多様性の重要さを感じる など
【宿泊期間】 2022年4月9日(土)~ 2022年6月25日(土)の土・休日 ※一部除外日あり
【料金】 11,712円/人〜(2名1室利用時)
【部屋タイプ】 軽井沢プリンスホテル ウエスト ツインルーム
【プラン内容】 室料、学習プログラム&間伐作業参加チケット
【最少催行人数】8名
【予約締め切り日】7日前
軽井沢にはショッピングやアートスポット、豊かな自然、歴史を感じる教会など見所がたくさん!その中から、軽井沢プリンスホテル周辺で社員旅行におすすめのスポットをピックアップしました。
プリンスグランドリゾート軽井沢のある“新軽井沢エリア”と駅を挟んで向かい合う、“旧軽井沢エリア”。軽井沢銀座商店会(旧軽銀座通り)を中心に、カフェやレストラン、ギャラリーや教会などが立ち並び、軽井沢らしい町並みが広がっています。
点在する西欧風の建物や石畳の道が異国情調を漂わせる軽井沢銀座商店会なら、海外から直輸入の雑貨やアンティーク、工芸やクラフト品など、“新軽”とは一味違うお土産が見つかるかもしれません。
また、軽井沢を避暑地として最初に利用し始めたのがカナダ生まれの宣教師アレキサンダー・クロフト・ショー氏であるという歴史から、町の至る所に教会が点在しているのも軽井沢の特徴です。軽井沢銀座商店会の徒歩圏内に建つ「ショー記念礼拝堂」や「聖パウロカトリック教会」も、軽井沢らしさを感じる人気スポットです。
軽井沢銀座商店会
<所在地> 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢634
<問合せ> info@karuizawa-ginza.org
美術館やアートギャラリーが多いのも、軽井沢の魅力です。軽井沢ニューアートミュージアムは“主に日本の戦後から現在までの優れたアートを、新しい視点から日本の現代アートとして再領域化し、国際的な評価にたえうる諸作品を、広く国内外に普及してゆくこと”を目的として2012年に誕生した美術館です。
軽井沢のカラマツ林をイメージした白い柱が林立する総ガラス張りの建物は、モダンですが自然豊かな軽井沢の町にもさらりと調和しています。
1階のギャラリーやミュージアムショップ、カフェレストランは無料で入場可能。屋外の「風通る白樺と苔の森」には、建築家・隈研吾氏による前衛的なチャペルやジャン=ミシェル オトニエル氏の「こころの門」があり、一日2回限定のツアー参加者のみ近くで見たり、写真を撮影することができます。
軽井沢ニューアートミュージアム
<所在地> 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5
<電話> 0267-46-8691
<時間> 10時~17時
<休館日> 月(祝日の場合は翌平日。8月は無休)
<料金> 一般 2,000円、電子チケット(前売)1,800円、 高・大生 1,000円、小・中生 500円、未就学児 無料
※20名以上で団体割引あり。団体での利用は要予約。
クラフトビールとしては最大級の規模を誇る「軽井沢ブルワリー」。会長・和田泰治氏が画家・千住博氏の作品に深い感銘を受けており、千住画伯による文字のない絵本『星のふる夜に』のワンシーンなどが使用された幻想的なプレミアムビールのラベルが有名です。
工場自体も美術館のような美しい佇まいで、玄関ホールやビアホールには千住画伯の作品がいくつも展示されています。
最新鋭設備での醸造を見学した後は、ビアホールで生ビールを試飲!名画を鑑賞しながら作り立ての生ビールをいただけるのは、軽井沢ブルワリーならではの贅沢です。
軽井沢ブルワリー
<所在地> 長野県佐久市長土呂64-3
<電話> 0120-919-144
<見学時間> 一日5回
<定休日> 年中無休
<料金> 500円/人
※生ビール1杯と持ち帰り1本、もしくは持ち帰り2本の引換券付
温室効果ガス削減や廃棄物削減、プラスチックゴミの削減などSDGsの課題解決に向けた様々な取り組みを行っているプリンスホテル。軽井沢プリンスホテルで体験できる援農作業や間伐地でのフィールドワークは、これからSDGs Actionを始めようとしている会社のきっかけづくりにもなりますし、社員の意識向上も期待できます。
一方、日本を代表するリゾート地の一つである軽井沢で、癒しの時間もしっかり満喫!軽井沢プリンスホテルなら、一度の旅行で癒しと学びの両方を得られます。
社員旅行の行き先に迷っているなら、ぜひ軽井沢プリンスホテルを利用してみてください。
軽井沢プリンスホテルでは、ワーケーションプランも充実。
暑い都会を脱出して、自然豊かな場所でリフレッシュ&リラックスしながら、お仕事するのもいいですね。ぜひご家族連れでお出かけしてみては?
◼︎取材協力・写真提供
株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド
所在地 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢 軽井沢プリンスホテル ウエスト
電話 0267-42-1111(軽井沢プリンスホテル ウェスト)
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