海外への社員旅行。人気の行き先としてよく名前が上がるビーチリゾートは「グアム」「ハワイ」「プーケット」などなど。特にハワイは2019年人気の行き先ランキングで3位を獲得しています。
日本人が思い浮かべる南国のリゾートの代表格。個人旅行でもハワイはやっぱり人気ですよね。
ところで、大人数ならタヒチも案外リーズナブルに行けるって、ご存じでしたか?
つい先日、タヒチへ視察旅行(ファムツアー)に参加してきた編集部Iが、実際に目で見て確かめた現地の様子をしっかりレポートします。
タヒチと聞くとまず思い浮かべるのが、美しいラグーンに立ち並ぶ水上バンガロー!タヒチハネムーン憧れのリゾートといえばボラボラ島です。
「ボラボラ島はともかくラグジュアリーなリゾートばかりで、旅行費用も半端ない!」「タヒチは団体・グループ旅行には向かないんじゃないの?」と思っていらっしゃるかもしれません。
ところが、実際にタヒチに行ってみると、そのイメージががらりと変わります。ハネムーナーだけではなく、家族連れや女子旅、シニア旅行、趣味のサークル旅行と実に多彩!
ボラボラ島以外にもタヒチにはたくさん魅力的な島がありますので、リーズナブルに楽しむこともできるんです。
以下、団体・グループにおすすめのポイントをまとめました。
それぞれ詳しく解説していきましょう!
ハワイのホノルルまでのフライト時間は約7時間~8時間。季節によっては9時間半かかる場合もあります。タヒチのファアア国際空港までは約11時間。
確かにハワイに比べて、ちょっとフライト時間は長くなりますが、実際に飛行機に乗ってみて感じたのは「それほど長くはないな」という印象です。プーケット島は直行便がないので、だいたい同じぐらいかかります。
しかもタヒチへの直行便を運航している「エア タヒチ ヌイ」は、機内サービスが充実!エコノミークラスでもアルコールが無料で提供されていましたし、かわいいアメニティグッズもプレゼントされました。
また、夜食としてサンドイッチやカップラーメンを提供。行きはおにぎりも用意されていました。ちょっとした心遣いが日本人としては嬉しかったです。
ハワイへの旅行日数。弾丸ツアーなら2泊4日から楽しめますが、正直この日程だと行かないか、グアムに行き先変更した方がベスト。ハワイ旅行なら最低でも3泊5日、4泊6日はないと時差ぼけに苦しんで終わります。
タヒチの場合、現在週2往復のフライトなので、最低でも6日間。時差はハワイと同じ19時間です。
編集部Iは、ハワイ(オアフ島・ハワイ島)へ2度行っていますが、結構時差ぼけがしんどかった思い出があります。今回は、タヒチ視察旅行ということでスケジュールがぎちぎちで時差ボケしてる場合ではなかった(!)かもしれませんが、思ったほどきつくなかったです。
フライトスケジュール(今回は冬スケジュール)で月曜出発の土曜帰着となるので、旅行の翌日はゆっくり休めたのがメリットだなと感じました。
タヒチツアー4泊6日の料金相場は1人当たり50万円前後。ハネムーン向けのプランだとそのように書かれていることが多いと思います。その理由はボラボラ島に行き、水上バンガローに泊まるからー。
タヒチ島からボラボラ島までの往復航空券だけでプラス4万円前後。ホテルの宿泊費もタヒチ島のほぼ2倍ぐらいと思っていた方がいいでしょう。
でも国際空港があるタヒチ島に宿泊なら、なんと10万円台からのツアーを組むことだって可能です。
タヒチ島には買い物や食事に便利なパペーテ(首都)の町もありますし、マリンアクティビティやゴルフ、海水浴も楽しめます。
すぐ近くのモーレア島まではフェリーを利用して、日帰り観光もできるのでとっても便利。
個人旅行ではなかなか行けないタヒチですから、社員旅行・職場旅行で行くというのは、とても喜ばれるのではないでしょうか。
ただし、お得なツアーは、旅行会社を通じて申し込んだ場合のみに適用されますのでご注意くださいね。
タヒチ島にあるリゾートホテルには、団体向けのコンベンションホール(パーティ会場)や、オープンエアーで食事が楽しめるレストランがあります。
夜はタヒチアンダンスショーを楽しみながら食事ができる場所もありますし、ルロットと呼ばれる屋台がパペーテの街にオープン。職場の仲間と訪れるのも楽しいですね。
現地は自由行動にするなら、ドルフィンウォッチングツアーや4WDツアー、マルシェ散策、スパ体験など、さまざまなプランを組み合わせることも可能です。
タヒチの特産品といえば「黒真珠」。一つとして同じ色味・輝きはない神秘的な黒真珠の養殖に関してタヒチは、世界シェア9割を超えるといいます。
この養殖技術は日本が協力し、成功させたもの。タヒチ島にある「ロバート・ワン真珠博物館」でその歴史や技術を学ぶことができます。
この他、タヒチで視察可能な産業・施設は以下の通り。
美容系の店舗やメーカー、飲食店、宝飾・アクセサリー関連などの職場旅行なら、ぜひタヒチを視察してみてはいかがでしょうか。
ビーチリゾートの良さはきれいな海でまったりすること、アクティブにスポーツを楽しむこと、ショッピングに出かけること。グアムやハワイを希望する職場やグループのリクエストを見ると、そんなところでしょうか。
大丈夫です!タヒチにもあります。実際に視察してチェックしてきた団体・グループにおすすめの見どころ・楽しみ方をまとめてみました。
TV番組で紹介されたタヒチの海。パンフレットやガイドブックに載っている美しいラグーンの写真。どれもみんな本当です!この目で見てきました。
遠浅から深いドロップオフへと、絵の具で描いたようなブルーのグラデーション。こんな海の色があるのかと、本当に感動しました。
タヒチ島の海も透明度抜群で、ボラボラ島に比べ、リゾートのすぐそばまでたくさん魚が集まっている印象。
視察したタヒチ島のホテル「タヒチ パールビーチ リゾート」では、リゾートからイルカの群れを観察できます。8月~11月には子育てする鯨の親子の姿も肉眼で見ることができるとか!
ハワイやグアム、プーケット島とは違う、タヒチならではの海の美しさを堪能できますよ。
ダイビングやシュノーケリングの他、人気のSUP(スタンドアップ・パドル・サーフィン)、カヤック、ジェットスキー、サンセットクルージングなど、ビーチリゾートで人気のマリンアクティビティはほぼ楽しめます。
リゾートによっては、ホテル内の一部のアクティビティは無料で提供している場合も!しかも嬉しいことにタヒチ島にはゴルフコースもあります。日帰りで行けるモーレア島にはなんと、ジャック・ニクラウスが設計したコースもありますよ。
現地では自由行動としてそれぞれやりたいことを楽しめるので、社員からはきっと好評なはず。夜はみんなでタヒチアンダンスショーなどを楽しみながら、一緒に食事をして、親睦を深めましょう。
海外旅行で気になるポイントのひとつは食事が口にあうかどうか。実はタヒチ、島ならではの問題としてほとんどの食材が輸入。
地元産の食材としてはパイナップルやココナッツ、マンゴーなどのフルーツなどです。しかし、周りは海に囲まれているのでシーフードは豊富。
カジキやマグロなどは冷凍ものが出されることはなく、獲れたて新鮮なものを刺身やグリルで提供してくれます。日本では冷凍されてないマグロを食べるなんてまず無理ですよね!?
フレンチはもちろん、イタリアン、中華、和風のお料理などバリエーション豊富。
しかもフランス領なのでパンがめちゃくちゃおいしい!どのホテルやレストランで食事をしても、パンがおいしくてついつい食べすぎてしまったくらいです。
現地でのお料理は、どこもおいしかったので視察中、日本食が恋しくなるようなことは全くありませんでした。
タヒチ島で最も賑わっているのが首都であるパペーテ。食品から雑貨、アクセサリー、工芸品などが集まるマルシェ(パペーテ市場)の他、セレクトショップが集まるショッピングモールなどもあります。
各リゾートやホテルから送迎用のシャトルバスが運行している他、グループでタクシー代を折半すればラクラクアクセスできますよ。
マルシェの近くには、自分で黒真珠を選び、好みのアクセサリーに仕立ててくれるショップがあります。ちょっとお値段の張るジュエリーは、免税対象になりますので、ご家族へのプレゼントにしても喜ばれますね。
ハワイにような大規模なDFS(免税店)はありませんが、空港内に化粧品やお酒、ジュエリーなどが購入できるショップがあります。また、各リゾートにもブティックがありますので、お気に入りのお土産をぜひ探してみては?
日本人は雨季と聞くと、ずっと雨でジメジメしていて楽しめないと思いがち。確かにタヒチには雨季・乾季がありますが、1年を通して気温が27度前後と常夏の島です。
ハワイも常夏といわれていますが、2月頃は雨や曇りが多く、海に入ると肌寒い場合もよくあります。
タヒチの場合、雨季にあたる12月から3月でも1日降り続けることはありません。実際、視察に行ったのは2月の中旬でしたが、滞在中雨が降ったのは1回だけ。
それも早朝にさっと降ってすぐに晴れて虹が見えました。曇りだと海の色がきれいにみえないかとおもいきや、そんなことも全くありませんでした。
タヒチは南半球にあるので、日本とは季節が逆。雨季は真夏に当たります。マンゴーが旬な時期であり、緑や花が色鮮やかに映える時期であるので、むしろ雨季はおすすめのシーズンといえます。
旅行費用も比較的抑えられるので2月に社員旅行を考えているならベストな時期ですね。
海外旅行で一番気になるのは治安の良さですよね。グアム、ハワイも比較的安心といわれていますが、レンタカーの車上荒らしや盗難、ひったくりは頻繁にあります。
リゾートやホテル内でも油断は禁物。夜間の外出も気を付ける必要があります。
その点、タヒチは治安が良く、あまり事件に巻き込まれたという話は聞きません。実際に旅行していて「荷物が取られたらどうしよう」というピリピリ感は一切ありませんでした。
特にリゾート内では、本当に安心して心からリラックスできたという印象です。
むしろ注意を怠ってはいけないのは、日焼けと虫刺され。初日で真っ黒になりました・・・。
一度でもタヒチを訪れると、2回目、3回目とリピートしたくなる。それはタヒチアンたちの温かでフレンドリーなやさしさに癒されるから。
リゾートの中ですれ違うたびに「イアオラナ!(こんにちは!)」と気さくに声をかけてくれます。
現地での公用語はフランス語(もしくはタヒチ語)ですが、ほとんどの場所では英語でもOK。しかもタヒチアンたちのしゃべる英語はとてもゆっくりで、聞き取りやすいです。
「ことばが離せないから心配」「ハワイは日本語が通じるから安心」という方、どうぞご安心を。
タヒチでも日本人スタッフが在勤しているリゾートはありますので、旅行会社にリクエストしてください。
タヒチ島本島での滞在に絞れば、かなりお得に旅行できるということ。また、ハワイとは違う、タヒチならではの魅力も感じていただけたら幸いです。
社員旅行を福利厚生費として計上する場合、海外旅行は4泊5日(現地宿泊のみ)まで、1人あたり10万円までというのが通例になっています。
費用面でいえば、多少お値段はオーバーしてしまいますが、ハワイであっても10万円以上になるので同じこと。例年、ハワイに行っているという職場の皆さん。ぜひ、タヒチも検討してみてはいかがでしょうか。
インセンティブツアーや報奨旅行として、タヒチ旅行を楽しむのもありですね。次の社員旅行はぜひ、職場のみんなでタヒチへ!
「社員旅行net」にはタヒチのお得な団体・グループ旅行を手配してくれる旅行会社が参加しています。ぜひ、お問合せください。
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