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ささやかな幸福を叶える場所!ソーシャルファームの先駆者「ココ・ファーム・ワイナリー」を社員旅行で視察しよう

ココファーム

障がいのある人や、何らかの事情により労働市場で不利な立場にある人々の就労の問題に取り組むビジネスモデル=「ソーシャルファーム(Social Firm)。日本にその言葉が浸透するずっと前、1980年代に知的な障害を持つ人々の自立を目指して作られたワイナリーが栃木県足利市にあります。

今年ぶどう畑開墾から61年目を迎えた「ココ・ファーム・ワイナリー」が、視察を兼ねた社員旅行におすすめです!美味しいワインをいただきながら、ワインづくりとソーシャルファームの取り組みについて学びませんか?

視察を目的とした社員旅行におすすめ!ソーシャルファームの先駆者「ココ・ファーム・ワイナリー」

視察風景

今回ご紹介する「ココ・ファーム・ワイナリー」があるのは栃木県足利市田島町。東京近郊からならJRとタクシーを使って約2時間、貸切バスなら約1時間半で到着します。

ココ・ファーム・ワイナリーでは、隣接している障害者支援施設「こころみ学園」の利用者たちによって栽培されたぶどうを購入し、ワインの仕込みやビン詰などの作業をこころみ学園に業務委託しています。

こころみ学園の葡萄畑が開墾されたのは1950年代。当時の特殊学級の中学生たちとその担任の先生の手によって、切り開かれました。

開墾

平均斜度38度、耕運機やトラクターが入っていけない急斜面。開墾するにも葡萄を栽培するにも決して楽な環境ではありませんでしたが、一教師が十分な面積の平らな土地を手に入れることは難しく、今の場所を開墾するに至ったそうです。

ですがその環境が、“障害者だから何もできない”という扱いを受けてきた利用者たちの生きる力を引き出すのに一役買っていると、こころみ学園の職員は話します。

車や大きな機械が入れないため、草刈り、堆肥を運びあげる仕事、一房一房の摘房作業、かごをかかえての収穫、全て手作業で行います。働くことを知らず柔らかかった手も、葡萄畑で作業をするうちに節ばった働き者の手になっていきました

60年の歴史に詰まった様々な想いと希望に学ぶ社員旅行

ココファームぶどう

さらにこころみ学園では開墾以来、除草剤や化学肥料を使っていないんです。そのため、作業の量も種類もますます多くなります。

こころみ学園ではその数々の作業を、140名いる利用者の性格や得意なことに合わせて一人ひとり役割分担しています。下に載せる言葉は、ココ・ファーム・ワイナリーのホームページから転載させていただいたものです。

葡萄を育てワインを醸す仕事に、自分の名前さえ書けない人たちが取り組んできたことを、どんなに辛くても、一年中空の下でがんばってきた農夫たちがいることを、ひそかな誇りに思っています。

ここにご紹介するワインは、葡萄づくりに、ワインづくりにがんばってきた仲間たちが、のんびりと葡萄畑で自分にあった仕事-草取りや、石拾いや、カラス追い-をしながら、自然に囲まれて、安心して年をとっていけますよう、そんな願いも込められています。

また、こうも書いてあります。

草刈りに大がまを振るっていたA君も、山のような洗濯物を干してきたIさんもだいぶ歳をとりました。彼らは今、ゆっくりとではありますが若い農夫と一緒に、あらたな明日の夢をつないでいます。

自然に囲まれて好きな仕事をしながらゆっくり年を重ねていく。それは、こころみ学園の利用者だけでなく世界中の多くの人が望む生き方ではないでしょうか。

そして、簡単に手に入りそうなのに以外と難しい、そんなものでもあるように思います。

ココ・ファーム・ワイナリーは、そんなささやかだけれど幸福な生き方を、60年という時間をかけて少しづつ実現させてきたのです。

農夫たちのささやかな幸福とスタッフの向上心に学ぶ、社員旅行向け見学プラン

グラスワイン

開墾から数えると60年以上の歴史があり、そこに詰まった様々な想いが飲む人に訴えかけるココ・ファーム・ワイナリーのワイン。

ですが、それだけではありません。JALやANAのファーストクラスにも採用されているクオリティの高さと、それを維持し続けるためのスタッフの度重なる自主研修が、ココ・ファーム・ワイナリーを支えています。

アメリカ、イタリア、オーストリア、スペイン、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド。世界各国の優れたワイナリーの訪問や、逆に日本に講師を招いての研修など、ワインのクオリティを維持するため、そしてさらに良くするために、スタッフたちは学び続けています。

そんなスタッフからのお話も聞ける見学プランは、社員旅行にとってもおすすめです!

ここでは、10名以上の団体向けのプランをご紹介します。ホームページにある、団体(10名以上)向けの申込フォームから申し込むことができますよ。

おいしいワインと料理

じっくり見学希望なら「ワイナリー特別コース」

目的に応じたワイナリー見学ができる、研修や社員旅行向けのプラン。見学の後は、ワインテイスティング付きの食事を楽しむなど、テーマにあわせたプランを用意してもらうことができます。

詳しくは、下記問い合わせ先にて直接電話でご相談ください。(10名以上30名以内・要予約・8月~11月を除く)

・所要時間 3~4時間
・参加費 6,000円~
・問い合わせ 0284-42-1194

開拓者の思いを知る「見学60」

ワイナリー見学の前に、こころみ学園施設内にてこころみ学園のお話しを聞くことができるプラン。もちろんワインもしくはジュースのテイスティングもありますよ!

・時間 10時30分~、14時~(所要時間は約60分)
・参加費
4月~12月(オンシーズン)1,000円/人
1月~3月(オフシーズン)500円/人

アクティビティの一つとしてぴったりな「見学45」

敷地内を回りながらワイナリー見学した後、ワインまたはジュースのテイスティングができるプラン。コンパクトなプランなので、色々な観光スポットを巡りたいグループにおすすめです。

・時間 10時~、11時30分~、12時30分~、14時~、16時~(所要時間は約45分)
・参加費
4月~12月(オンシーズン)1,000円/人
1月~3月(オフシーズン)500円/人

食事のメニューや諸注意事項などがホームページに記載されていますので、そちらを必ず確認してくださいね!

ココ・ファーム・ワイナリーと併せて行きたい体験型観光スポット3選

足利市街並み

ココ・ファーム・ワイナリーがある足利市の観光スポットをご紹介します。足利といえば、あしかがフラワーパークや栗田美術館などが有名ですが、今回は社員同士の交流がより深まりそうな体験型観光スポットを3つご紹介します。

着物で街歩き

着物でまち歩き

栃木県の伝統工芸品に指定されている足利銘仙。その着物を着て街を散策しませんか?

歴史ある神社仏閣や古くから残る足利の街並みは、カラフルでモダンな足利銘仙の着物がよく映えます。男性用や子ども用の着物もありますよ!

社員旅行の記念写真を全員和装で撮る、なんてのも面白そうです。

着物で街歩き
<住所> 〒326-0814 栃木県足利市通1丁目2673-1
<時間> (受付)9時30分~14時 (返却)~16時まで
<料金>  着物レンタル+着付け 3,500円~
※着付け終了後90分間は上記金額。以後30分ごとに+500円)
※下着・下駄等 別途オプション有。
<アクセス>
JR両毛線足利駅から徒歩10分
東武伊勢崎線足利市駅から徒歩15分

<問合せ先>
足利まちなか遊学館
電話 0284-41-8201
休館日 毎月第3月曜日・年末
時間 9時~17時
※着付けに関する問合せは、13時までにするとスムーズです。

論語の素読体験(足利学校)

西暦350年頃に中国から伝わったとされる論語。古代中国の思想家・孔子の教えを弟子たちが書き残したものです。

そう、“三十にして立つ。四十にして惑わず。”というアレです。この言葉意外にも、仕事への向き合い方や人間関係、人生の生き方などについてのヒントや教えが詰まっています。

社員みんなで素読(声を出して読むこと)して、日々の仕事や生活を振り返ってみませんか?

体験会場は日本最古の学校・足利学校。ぜひこちらも合わせて見学してみてください。

論語の素読体験(足利学校)
<住所>  

足利七福神めぐり

七福神

東京、京都、鎌倉など各地で楽しまれている七福神めぐり。七福神ブームが起こった昭和50年代は、特に盛り上がっていたようです。

そして近年、御朱印集めブームと共に七福神めぐりブームも再燃してきています!足利でも七福神めぐりのマップやガイドを作成していますよ。

いくつかのグループに分かれて、御朱印を集めながら七福神めぐりをしてみてはいかがでしょう?スタート地点をそれぞれ変えてみたり、「途中で売っている〇〇を買うこと」など、グループごとにお題を決めたりと、色々な楽しみ方ができますよ!

七福神めぐりのパンフレットは、ホームページからダウンロードすることができます。

足利七福神めぐり
<七福神を祀っている神社仏閣紹介>
鑁阿寺(大黒天)【五穀豊穣、請願成就】
心通院(寿老人)【長寿、富貴、招福】
本城厳島神社、通称:美人弁天(明石弁天)【福徳財宝、家内和合】
長林寺(福禄寿尊)【幸福、福禄、長寿】
西宮神社(恵比寿神)【除災招福、商売繁盛】
常念寺(毘沙門天)【開運厄除、学業成就】
福厳寺(布袋尊)【福徳円満、家内安全】
<七福神めぐりについての問い合わせ先>
電話 0284-43-3000(一般社団法人足利市観光協会)

ソーシャルファームの先駆者「ココ・ファーム・ワイナリー」が視察を兼ねた社員旅行におすすめな理由まとめ

ここファームのワイン

日本においてのソーシャルファームの先駆者と言っても過言ではないココ・ファーム・ワイナリー。多様化が求められる昨今の日本社会で働く者として、様々なヒントや希望を見つけることができると思います。

そしてその体験を社員みんなで共有できるのは、社員旅行ならでは。社会のことだけでなく、自分の生き方を見つめ直す機会としてもぜひ、訪れてみてください。

◯ソーシャルファームの先駆者「ココ・ファーム・ワイナリー」が視察を兼ねた社員旅行におすすめな理由◯

  • 60年以上前からソーシャルファーム(Social Firm)の取り組みを行ってきた先駆者である
  • 向上心を持って学び続けるスタッフの姿勢にも学ぶところがたくさんある
  • オーガニックなワイン造りやぶどう栽培についても知ることができる
  • JALやANAのファーストクラスにも採用されているハイクオリティのワインや料理を味わうことができる
  • ガッツリ見学できるものから短時間のものまで、社員旅行の計画に合わせてプランを選ぶことができる
  • 現代の日本社会や自分の行き方について、ヒントや希望が詰まっている

◼︎取材協力
有限会社 ココ・ファーム・ワイナリー
<住所> 〒326-0061 栃木県足利市田島町611
<電話> 0284-42-1194
<アクセス>
電車 JR両毛線足利駅からタクシーで約18分、東武伊勢崎線足利市駅からタクシーで約20分
バス あしバスアッシー行道線で「ココファーム入口」下車 徒歩で約7分
(土日祝日運休が4便ありますのでご注意ください)
車 北関東自動車道足利インターチェンジ下車 約10分

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