意外に知らない岡山県?1泊2日の社員旅行でおすすめのモデルプランと料金を調査【後編】
鷲羽山山頂から瀬戸大橋を望む
倉敷以外にも行くべきスポット満載の岡山県。前回は編集部Hが旅してきたスポット紹介を中心に、東京発1泊2日社員旅行におすすめのモデルプランをご紹介しました。以下、
1~2と岡山までの交通手段・費用概算は前編を参考にしてください。
- 映画「男はつらいよ」の聖地巡礼として備中高梁市
- 古代史オタクがしびれる「吉備津神社」「鬼ノ城」「楯築墳丘墓」
- 岡山観光の定番「倉敷」「岡山城」「岡山後楽園」
- 日本のエーゲ海といわれる「牛窓」
- 備前でモノづくりを体験「備前長船刀剣博物館」「備前焼の里」「旧閑谷学校」
【後編】では3~5までを詳しくご紹介していきますよ!
岡山鉄板の観光スポット!「倉敷」「岡山城」「岡山後楽園」
くらしき川舟流し
岡山に旅行といえばやっぱり倉敷・岡山城・岡山後楽園は外せません。
倉敷川とその周辺に白壁家屋が立ち並ぶ美観地区は、まさにフォトジェニック!日本100名城のひとつに数えられる岡山城は複合式の天守閣が特徴です。
そして、金沢の兼六園・水戸偕楽園とともに日本名園のひとつとなっている岡山後楽園。岡山藩2代目藩主・池田綱政(つなまさ)が自ら憩いの場として築いた大庭園は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは三つ星の評価を得ています。
川沿いにレトロモダンな風景が広がる「倉敷」美観地区
倉敷美観地区・船着き場
江戸幕府の直轄領「天領」だった倉敷は、物資の集積地として栄えた町。松山藩の玄関港として、上方への物資を輸送する中継地点でした。
白壁に格子窓の屋敷が立ち並び、倉敷川沿いには柳並木が続く美しい景観。本町・東町界隈は、大部分が町並み保存地区に指定され、江戸・明治・大正・昭和へと歴史を積み重ねてきた暮らしが今もなお息継がれています。
アイビースクエア
ここ倉敷で最も有名なスポットといえば「アイビースクエア」。壁一面蔦で覆われた緑の外観。もともとは1889年に造られた倉敷紡績創業の旧工場でした。結婚式場やレストラン、児島虎次郎記念館などがあります。
そしてもう一つ
必見なのが「大原美術館」。1930年に造られた日本最初の西洋美術館です。本館にはモネやゴーギャン、ピカソなどの世界的名画がずらり!
大原美術館
分館には日本の近代洋画(岸田劉生、草間彌生、前田寛治など)、工芸・東洋館には陶器・板画・東洋古美術(濱田庄司、棟方志功、バーナード・リーチなど)が展示されています。
大正時代に建てられた喫茶店「エル・グレコ」
大原美術館の隣でみかけたのが、大正時代に建てられた喫茶店「エル・グレコ」。緑の蔦に覆われた雰囲気たっぷりの外観が人気です。街歩きに疲れたら一息いれてみては?
もうひとつ、
倉敷エリアで人気があるのは国指定名勝の「鷲羽山」。瀬戸内海国立公園にある景勝地です。展望台からは瀬戸内海の島々や瀬戸大橋、四国までが見渡せる絶景ポイント。夕焼けに染まる海を見に行ってもいいですね。
ちなみに
工場夜景を楽しむなら水島展望台へ。岡山で最も有名な夜景スポットです。
ちなみに編集部H、今回の岡山旅行のメインは寅さんツアーだったため、倉敷はさらっと流す程度でした。お昼ごはんは倉敷ラーメン「升家」へ。
倉敷の煮干しラーメンで魚介系スープに豚骨スープを合わせたオリジナルの味。一緒に倉敷餃子も楽しんできました。次回はもう少しゆっくり観光を楽しみたいと思います。
宇喜多秀家が築城した漆黒の城「岡山城」
(写真提供:岡山県観光連盟)
豊臣秀吉の指導を受けて1597年、8年の歳月を費やして築城したといわれるのが岡山城。旭川を城の東背後に流れるよう、わざわざ改修して天然の外堀にしています。
天守閣の壁には黒漆塗の下見板が使われた外観から「烏城(うじょう)」と呼ばれることもあるそうです。
5階からの眺め (写真提供:岡山県観光連盟)
宇喜多家が関ケ原で敗れた後、小早川秀秋が城主に。そののちは池田家が藩主として入りました。2代目藩主・池田綱政(つなまさ)の時代に、旭川を隔てた北側に造られたのが後楽園です。
1階には「備前焼工房」があり、土ひねり体験もできます。また、2階では着付け体験も可能。
社員旅行のアクティビティにいかがですか?
元禄文化を代表する国の特別名勝「岡山後楽園」
(写真提供:岡山観光連盟)
岡山城や周辺の山を借景として作り上げた池泉回遊式庭園。東京ドーム約3個分ともいわれる広大な敷地で、江戸時代に賓客をもてなしていた延養亭(えんようてい)を中心に、季節の花々が咲き誇る贅を尽くしたつくりになっています。
ミュシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星評価を受け、外国人観光客からも人気。茶摘みや月見などの行事やライトアップなど、四季折々の楽しみ方ができます。
茶摘み祭(写真提供:岡山後楽園)
園内には能舞台もあり、接待はもちろん、自分の家臣や領民たちにも能を見せたといいます。
戦火を免れ、往年の姿が残されている廉池軒(れんちけん)、中央に水路を通して奇石6個を配したユニークな建物「流店(りゅうてん)」など、見どころがたくさんあります。
ボランティアガイドさんなどをお願いして、じっくりと見学していきましょう。
<Information>
■
倉敷美観地区
住所:岡山県倉敷市中央1-4-8 倉敷館観光案内所(観光ガイド出発場所)
電話:086-422-0542(9時~18時受付、年末年始休み)
■
鷲羽山展望台
住所:岡山県倉敷市下津井田之浦
電話:倉敷市観光課 086-426-3411
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岡山城
住所:岡山県岡山市北区丸の内2-3-1
電話:086-225-2096
■
岡山後楽園
住所:岡山県岡山市北区後楽園1-5
電話:086-272-1148
日本のエーゲ海といわれる「牛窓」
牛窓展望台から望むオリ-ブ園
“日本のエーゲ海”ともいわれる瀬戸内海は、美しい海と絶景が広がっています。牛窓は岡山県東南部の瀬戸内市にあり、温暖な気候を利用した
オリーブ園が広がる風光明媚なスポット。
山の斜面を利用して植えられた約2,000本のオリーブ園には、3回鳴らすと幸せになれる「幸福の鐘」、古代ローマ神殿を思わせる「ローマの丘」など、フォトジェニックなスポットが点在しています。
しおまち琴唐通り(写真提供:岡山観光連盟)
天然の良港として江戸時代から風待ち・潮待ちをしてきた港は現在、真っ白なヨットがたくさん停泊するおしゃれなマリーナに。リゾートホテルがある一方で、
「しおまち唐琴(からこと)通り」には老舗の造り酒屋や白壁の土蔵などが残され、どこか懐かしいノスタルジックな雰囲気もあります。
黒島ヴィーナスロード(写真提供:岡山観光連盟)
干潮の時だけ、牛窓沖に現れる神秘的なスポット「黒島ヴィーナスロード」。黒島・中ノ小島・端ノ小島と3つの島が弓形につながる砂の道です。潮が良く引く日に黒島まで送迎ボートがでますので、ぜひ、たずねてみましょう。
また、
離島である前島までも牛窓からフェリー(約5分)で行くことができます。シーカヤックや釣り、サイクリングなどのマリンレジャーが楽しめますので、時間があれば訪れてみてはいかがでしょうか。
岡山駅からは在来線で約30分。そこからさらにバスで約20分ぐらいかかります。貸切バスをお願いして移動するのがベストですね。
<Information>
■
牛窓オリーブ園
住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓412-1
電話:0869-34-2370(9時~17時受付、年中無休)
※入園無料
■
しおまち唐琴通り
住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓
電話:瀬戸内市観光協会 0869-34-9500
■黒島ヴィーナスロード(ザ・ホテル リマーニ&スパ)
住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓3900
電話:0869-34-5500
■
前島フェリー
住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓5662-4
電話: 0869-34-4356
※貸切バスで移動する場合は別途運賃が必要(マイクロバス1台なら4,120円など)です。
※15名以上で団体割引料金が適用されます。
備前でモノづくりを体験「備前長船刀剣博物館」「備前焼の里」「旧閑谷学校」
備前長船刀剣博物館(写真提供:岡山観光連盟)
女性に大人気の「刀剣乱舞」で聖地として注目を集めた瀬戸内市にある長船町。鎌倉時代から日本刀の産地として栄えてきました。
古式鍛錬の実演を見学(写真提供:岡山観光連盟)
日本刀専門の博物館である「備前長船刀剣博物館」では、刀剣工房、鍛刀場で職人が日本刀を作る様子を見学できます。
備前焼体験(写真提供:岡山観光連盟)
また、岡山・備前市は「備前焼」でも有名。日本六古窯のひとつとして日本遺産に認定されています。「備前焼伝統産業会館」では、焼き物体験も可能。旅の思い出にぜひ挑戦していきましょう。
旧閑谷学校(写真提供:岡山観光連盟)
備前エリアでもう一つ有名なのが「旧閑谷(しずたに)学校」。現存する日本最古の庶民のための公立学校です。入母屋造りの講堂は国宝。こちらでは昔ながらの講堂学習を体験できます。
社員研修のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
<Information>
■
備前長船刀剣博物館
住所: 岡山県瀬戸内市長船966
電話: 0869-66-7767
開館時間:9時~17時(16時30分までに入場)、月曜休み、年末年始休み
※20名以上の団体で割引あり
■JR伊部駅構内・備前焼伝統産業会館(
備前焼陶友会)
住所:備前市伊部1657-7-2
電話:0866-64-1001
営業時間:9時30分~17時30分、火曜休み
■
旧閑谷(しずたに)学校
住所:岡山県備前市閑谷784
電話:保存会事務局 0869-67-9900/史跡受付 0869-67-1436
社員旅行におすすめ!大阪発着・岡山1泊2日モデルプラン紹介
東京から岡山へは新幹線が便利ですが、大阪など関西エリアからなら貸切バスででかけるのも便利&お得です。前回は関東発の旅行プランを提案したので、後編では関西発の岡山プランをご紹介しましょう。
(大阪駅~倉敷美観地区 2時間36分 194,5㎞ 高速料金マ6,170~大13,370円)
鷲羽山・瀬戸大橋の眺め(写真提供:岡山観光連盟)
【1日目】
時間 |
スケジュール |
8時30分 |
大阪駅出発(貸切バス利用) |
10時45分 |
倉敷美観地区着・街並み散策・ランチなど |
15時00分 |
児島ジーンズストリート・鷲羽山展望台へ |
18時 |
鷲羽山・児島周辺で宿泊 |
牛窓でシーカヤック体験(写真提供:岡山観光連盟)
【2日目】
時間 |
スケジュール |
9時 |
チェックアウトして備中長船へ |
10時15分 |
長船刀剣博物館見学 |
11時45分 |
牛窓オリーブ園着、ランチ&散策 |
14時30分 |
しおまち唐琴通り散策 |
18時30着 |
大阪駅着終了 |
<予算目安>
<参加人数20名分の予算目安>
●貸切マイクロバス(2日間) 200,000円前後
●宿泊代(1泊2食付き) 約10,000円×20名=200,000円
●昼食代 1,000円×20名×2日間=40,000円
●備前長船刀剣博物館入館料 団体割引料金(20名以上)400円×20名=8,000円
★費用合計:448,000円前後 1人当たり22,400円
こちらの料金はあくまでも概算です。プラン内容によって変わりますので、お気軽に「社員旅行net」にご相談ください!
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