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食べて美味しいだけじゃない!牡蠣購入メンバーシップで社員研修とは?

(C)かきのわ

「メンバーシップ制度」ってご存知でしょうか。平たく言うと、会員登録することで、メンバー特定のサービスが受けられる制度のことです。

今回新しい社員研修・社員旅行のカタチとしてご紹介するのが、石巻の牡蠣購入メンバーシップ制度『カキの環』です。

牡蠣を購入することが研修になるの?と思ったそこの貴方。『カキの環』なら、なるんです。

キーワードは「知産知消=消費者が産地を知り、生産者が消費のされ方を知る」。

世界三大漁場と呼ばれる豊かな海を持つ宮城県石巻市で、2016年に始まった新しい取り組み。一体どんなプロジェクトなのでしょう。

「知産知消」とは、生産者と消費者がリアルに繋がり環を生むプロジェクト

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『カキの環』は、一般社団法人ピースボートセンターいしのまきと宮城県石巻市の若手漁師たちにより企画、運営されています。そこには、東日本大震災がキッカケとなった出会いと想いがありました。

たくさんの命・モノ・コトを奪い去ってしまった東日本大震災。ですが一方で、それをキッカケにたくさんの外部の人たちが漁師たちの暮らす場所へやってきました。

新しい出会と交流。

これまで、消費者と直接の接点をあまり持つ機会がなかった漁師たちに、こんな想いがこみ上げてきました。

「オラの作った牡蠣を美味しいって食べてくれる人たちがいる。もっと食卓に美味しい牡蠣を届けたい。」

それまで遠い存在だった生産者と消費者が顔の見える関係になったことで、生産者に仕事と向き合うやりがいが生まれました。

そこで『カキの環』が目指したのは、消費者が産地を知り、生産者が消費のされ方を知る、「知産知消」です。

私たちの日常は、モノと情報で溢れています。今や誰もが情報発信者になることができ、あらゆるモノをネットから買うことのできる時代です。

そんな世の中だからこそ、アナログに、人間くさく、生産者と消費者がリアルにつながれる場を提供したいと言う願いから、このプロジェクトは始まりました。

漁師とつながり、全国の牡蠣好きの同志たちとつながり、石巻という地ともつながっていく。牡蠣を中心に、人が広げていく環(わ)を育む。そんな想いがこのプロジェクトには詰まっています。

メンバーの特典は?どんなことができる?

かきむき体験もできる
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カキの環メンバー権の購入と引き換えに手に入れられるのが、漁師直送むき牡蠣1,000g。ですが、「知産知消」をコンセプトに掲げるカキの環は、もちろんただ牡蠣を購入するだけのプロジェクトではありません。

産地を知り、消費者を知る。

カキの環最大の肝は、メンバー限定の漁業体験プログラムです。

カキの環メンバーになると、牡蠣の収穫時期までのあいだ複数回に渡って、石巻での牡蠣養殖の体験プログラムが開催されます。船に乗って牡蠣の成長を見学したり、取引や出荷のされ方についてリアルな現状を学んだり、漁師直伝のもと牡蠣むきに挑戦したり…。

そうして消費者であるカキの環メンバーが生産の現場に赴いて、漁師の知恵や生産現場の課題を漁師から直に学ぶことができる「知産」。

消費者に自分たちの仕事を知ってもらうことで、漁師がやりがいや可能性を見出す「知消」

その二つを叶えるのが、カキの環の体験プログラムです。

社員でメンバーになるなら「オーダーメイドプログラム」!職場に漁師を呼んじゃう?

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体験プログラムの他にも、ちょっと変わったメンバー特典が満載です。

<カキの環メンバー特典>

  • 専任の漁師「MY 漁師」を指名できる
  • メンバー価格で牡蠣を購入できる
  • カキの成長レポートが毎月送られてくる
  • 毎月1個ずつ殻牡蠣が貯まる「オイスターバンク制度」
  • メンバー権利証、メンバー名刺の発行

ちなみに、上記特典は「一般枠のメンバー特典」です。

会社など団体の場合、特典も体験プログラムの内容も、事務局のピースボートセンターいしのまきと漁師たちと相談しながら、「オーダーメイドであなたの会社だけのプログラム」に仕上げてくれます。

津波を海の上で乗り越えた漁師たちから当時の話を聞いたり、相談次第では会社に漁師がやって来るなんてことも可能だそうですよ!

オイシイ社員研修を企画はいかが?何を学ぶかは会社次第

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つまり「カキの環」なら、会社からのオーダー次第で様々な学びを得ることができるんです。

いくつか例をあげてご紹介しましょう。

●一次産業の現場に横たわる流通の課題を知り、可能性を探る
●牡蠣の性質あれこれ(牡蠣は海を綺麗にする生き物と言われるほど、水を浄化する性質がある!などなど…)
●震災で受けた大打撃から再び立ち上がってきた漁師たちの7年以上にわたる試行錯誤と奮闘の経験談
●自分の育てた牡蠣に誇りを持ち、真正面から仕事と向き合う漁師の「働き方」
●そして、宮城のカキの美味しさ!

食品業界や流通業界、漁業に関わる会社はもちろんのこと、社員の仕事に対する意識改革をしたい、震災の教訓を学びたいなど様々なアプローチの可能性を秘めた「カキの環」。

ある会社から「自社の製品が使われている現場(牡蠣の養殖)を見てみたい」という要望でオーダーメイドの研修を組んだこともあるそうです。

自社に合ったプログラムを組み、学びながら美味しい牡蠣に舌鼓。こんなにオイシイ社員研修、見逃す手はありません!

牡蠣購入メンバーシップで社員研修まとめ

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「カキの環」は単なる生産者との交流に終わるものではありません。そこには石巻を知り、漁師を知り、食の今を知ることでもあります。

普段はパソコンの前に座っていることが多い職場なら、デジタル世界を離れて厳しい自然と向き合う時間も新鮮なのではないでしょうか。自分が応援する漁師を通じて、カキがすくすくと成長するのを見守るのも楽しいもの。

職場の仲間同士で、子ども自慢をするように、自分のカキ自慢をぜひしてみたいものです。

震災や復興は過去のものではなく、未来へと続いていきます。そしてそのプロセスには、まだまだ学べることがたくさんあるはず。慰安目的の社員旅行だけではなく、「何かを学びとる」社員旅行へ。

ぜひ「カキの環」に加わってみてはいかがでしょうか。

※一般社団法人ピースボートセンターいしのまきは、2019年10月20日をもって閉所することとなり、あわせてカキの環も活動を終了しています。

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