冬のオリンピック競技ですっかりおなじみになったカーリング。
その競技の特性を活かして、社内イベントやチームビルディングなどを目的とした社員研修のプログラムとして、近年密かに注目を浴びているってご存知でしたか?
2018年冬のオリンピックでは北海道「LS北見」チームの「そだねー!」の掛け声も話題になりましたね。
だいぶメジャーになって来て、一般の人でも体験できる場所も増えて来てはいますが、実際にプレーしたことがあるという人はまだまだ少ないのではないでしょうか。
実はその馴染みの薄さこそ、カーリングが社員研修やレクリエーションに適しているポイントの一つなのだとか。
一体どういうことなのか、詳しくご紹介していきますよ!
まずは、カーリングの基礎知識をおさらいしておきましょう。
ストーンと呼ばれる石を相手チームと交互に1人2回ずつ投げ合います。両チームで合計16回投げ終わると1エンドとなり、これを10エンド繰り返します。
4人一組で1チーム。1人が投げ、2人が氷の表面をこすり、残り1人が指示を出します。
1エンドに得点できるのは、ハウスと呼ばれる円の中心に1番近いところにストーンを置けたチームのみ。
カーリングといえば、ブラシのようなもので一生懸命氷を磨く仕草が印象的ですよね。あの動作はスウィーピングと呼ぶのですが、一体何のためにあんなに一生懸命磨くのか?
それは、氷をこすることで氷の表面を溶かし、水の膜ができてストーンが滑りやすくなるようにしているのだそう。それによりストーンの移動距離が伸びるんですね。
さらにこすり方の加減でストーンの軌道を調整したり、止めたいところでピタッと止めるなど、見た目以上に繊細な作業です。
ちなみに、カーリング誕生当初はほうきを使ってスウィーピングしていたそうですよ。
それではいよいよ、カーリングを取り入れた社員研修の魅力に迫っていきます。
東京や神奈川、北海道などカーリングを体験できる場所は意外とたくさんありますが、その中で今回ご紹介するのは「軽井沢アイスパーク」。
こちらでは、楽しむことを目的とした「レクリエーション」と、チームの作り方を学ぶ「チームビルディング」、大きく2つのプログラムを用意。用途に合わせて、色々な形でのカーリングの利用を提案しています。
社内イベントやレクリエーション目的に最適な「レクリエーション」プログラムは、カーリングのシート(氷上)や用具を使って行うゲーム性の高いメニューが用意されているので楽しく盛り上がること間違いなし!
陸上で行う運動会やクラスマッチ的な感じを、氷上と言う非日常空間の中で、仲間と楽しく存分に体を動かしながら楽しむことができます。
期待できる効果
「チームビルディング」プログラムは、遊びを学びに変えながらチームワークの意義を理解し、チームダイナミクスを考えるビジネス研修におすすめのプログラムです。
カーリングはスキップ(司令塔)が指示を明確に伝え、それをチームで共有してプレーするという、ビジネスの基本に相通じる要素を持つスポーツです。
カーリングを通して、チームを作る上で必要なものは何かを考えるだけでなく、言語化。さらにファシリテーターが入っての振り返りでは、会社での自身の取り組みに具体的に落とし込むところまで突っ込んで学ぶことが出来るというので驚きです!
期待できる効果
ちなみに、レクリエーションとチームビルディングの要素を取り入れるバランスは、目的に合わせて変えることができるそうですよ。
軽井沢アイスパークには、20年前からカーリング場が設置されていたそうです。しかしながら、2006年のトリノ五輪以降度々訪れるカーリングブームの時も、いわゆる個人の利用者はなかなか増えなかったそう。
一方、ニーズが高まって来ていたのが、外資系やIT系の会社からの研修利用でした。一般の利用者数が伸び悩む中、研修目的での利用は口コミで増えていったと言います。世界的大手グローバル企業の数々が早い時期からこちらのプログラムを利用しているとのこと。
ではなぜ、カーリングが社内レクリエーションや社員研修に向いているのでしょうか。
まず一番にあげられるのが、「ルールなどはなんとなく知っているけれど、ほとんどの人が実際にやったことはない」というところなのだそう。
上司も部下も男性も女性も、経験や体力差に関係なくみんな同じレベルからのスタートなので、「みんなで初めて挑戦する一体感」が生まれるのです。
それから、氷の上でプレーする競技というのも一つの大きなポイントです。
不安定な氷の上に立つことで、心理学でいうところの「フロー状態」=超集中状態に入り込むため、余分なことが頭の中から排除され、普段関わりの少ない人や苦手意識を持ってしまっている人とでも、自然と会話量が増えるというのです。
また、プレー後の振り返りでも、普段は出てこないような言葉やアイディアが出てくるのだそう。
戦略が勝敗を大きく左右するブレインスポーツでもあるため、会社などの組織運営と通じるものが多くあるのも特徴です。
実際、研修に参加した経験者からの感想として、「素材としては知っていたがやったことはなく、経験や体力差関係なくスタートが揃っているのが良かった」、「色々なチームビルディングの研修を経験したが、その中でも一番だった」などの声が寄せられています。
社員旅行を嫌がる若手社員が増えている中、どの企業も社内コミュニケーション活性化に頭を悩ましているという声が増えています。
上下関係や部署の壁を乗り越え、一体感が生まれるチームビルディングに期待を寄せる声が上がる中、どんなプログラムが有効なのか頭を悩ませている人事担当者も多いことでしょう。
今回ご紹介した「カーリング」は、組織力強化に悩む企業や職場の救世主になるかも!?
軽井沢なら観光やグルメ、温泉などの楽しみもいろいろ。カーリングでチーム力アップにチャレンジした後は、和気あいあいと職場旅行を楽しんでみては?
「社員旅行net」に気軽に相談してみてくださいね。
●経験や体力差に関係なく同じスタートラインで楽しめる
●レクリエーションからチームビルディングまで多様な活用の仕方が可能
●組織運営に通じるところが非常に多いブレインスポーツである
●氷の上という環境が超集中状態を生み出すことで、社員同士の関わりが深まり、普段は浮かばない言葉やアイディアが生まれやすい
■取材協力
軽井沢アイスパーク
長野県北佐久郡軽井沢町大字発地1154-1
問合せ先:0267-48-5555
営業時間:9時~22時、通年営業、12/31・1/1のみ休館
料金目安:
・レクレーション&コミュニケーションプログラム 10名以上でお1人4,750円より(2時間~)
・チームビルディングプログラム 10名以上でお1人9,720円より(3時間~)
≫法人向けカーリングレッスンプログラム詳しくはこちら
アクセス:軽井沢駅から塩沢湖線「風越公園」行で「風越公園」下車。そこから徒歩約2分程度。もしくは軽井沢駅から軽井沢町内循環バス利用。
※料金・サービスは取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページを参照してください。
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